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暴露 鹿エスケープ

酔ったついでに、しょうもないけど認めたくない事実を暴露しとく。

四日市で飲んだあと、終電で帰ることを俺はあまりしないわけだけど、その理由は多くの場合、「朝まで飲みたい」とか、「終電がある時間なんかに変えるかよ!」なんて威勢のいい感じのものではないんだ。

まわりにはそう思い込ませているがね。

本当の理由はさ、

駅から自宅への帰り道が怖いからなんだ。
貞子さんが出てきそうな、井戸みたいなやつがあるし、
空き家がつらなっているし、
そもそも真っ暗さ。

時に鹿が歩いてる。
そんな道を夜中に一人で14分だよ。

だからドアトゥドアで運んでくれるタクシーを選んでしまうわけさ。

周囲に事実と違うイメージを持たせようとする。その心は結局のところブランディング、すなわち、他者からどう見えるか、という体裁への執着心であり、こうして時折しょうもない暴露をしているのは、それへの言い訳のようなものなのだよ。同時にそれは、俺が仏陀さんに追いつけないわかりやすい障壁の一つだ。

ごきげんよう

逃げてゆく2頭の鹿に、あなたはお気づきか?

鹿エスケープ

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