【シリーズで見よう007】第15作目007リビング・デイライツ

今回からボンド役がロジャー・ムーアからティモシー・ダルトンになった。
ダルトンボンドは初見になるのだが、
歴史は繰り返されるのだなぁ
昭和版ダニエル・グレイヴと言うか、今までのボンド作品から大きく路線を変更し、完全リアル路線となっている事に驚いた。8年後とは言え、2作後がゴールデンアイとなると興味深い。次作、消されたライセンスも気になるところだが、リビング・デイライツいってみましょう

〈あらすじ〉
ジブラルタルでの演習中に何者かによって004が殺害される。そこには「スパイに死を」とのメッセージが。後日、ボンドはスロバキアでKGBの大物のコスコフを亡命されるミッションに着き、無事亡命に成功させる。
コスコフはプーシキン将軍が西洋諸国のスパイを殺害を計画しいると話した。西洋諸国とソ連との全面戦争にもなりかけないと英国諜報部はこの計画を阻止するためボンドを派遣。スコスフを亡命時に彼を狙ったスナイパーミロヴィに接触を図る。
この計画の黒幕とは、ボンドは世界を救えるのかぁ!

<感想>
お、お、おもしろかった…。
コスコフという人物にはモデルがいるようで、当時のアフガン戦争も色濃く反映されて今までのボンド作品の中では断トツのリアルさ。話の説得力も高い。ストーリーに重点が置かれており、アクションもポイントを絞ってりあうに描かれる。悪くない…
ただ…なんと言うか、見た後に感想言いあって盛り上がりにくいタイプだ。ツッコミどころをツッコミながら鑑賞していたあの頃の楽しさは、今作にはない。ホントはそれでいいハズなのに…。バカバカしさや荒唐無稽具合を楽しむのは“裏”の楽しみ方のはずで、通常はネガティブな事だ。ただ、何とも言えない物足りなさ、寂しさ。

007映画とは何なんだろうか…

と頭をよぎる。
何だと思います?w何だかちょと私も分からなくなってきました。

ただ、ティモシー・ダルトンは良かった。
ポスターのイメージからティモシーダルトンに魅力を感じませんでしたが(何か髪がふわふわしてるし)しっかりボンドでした。
今回のボンドは割と酷い事もします。これまでは、コメディータッチの軽いノリで誤魔化してましたが、今回はリアル路線になった分際立ってます。将軍の女の服を引きちぎり敵の目を欺いたり…スパイってそういう事だよなぁと改めて感じます。また、そこを逆手に取った演出もあったりと魅力的で大人なダルトンボンドでした。

と急にもどかしい感想になってしまいました。
次作は消されたライセンスこちらも非常に評価が高い作品と聞いております。非常に楽しみ!

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