彼女のためにということでいろいろと工夫し努力してきたが、その当の対象がいないということに、この世に存在しないことに、まだ全然耐えられない。皿を洗っていて彼女のことが頭をかすめた瞬間、大声を出してしばらく泣いていた。その自分の声に驚いて泣くのを止めた。わずかのことで泣いている。

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