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初めてのテント泊は星降るキャンプ場

11月上旬
友人と初めてのキャンプをしに、山梨県南巨摩郡身延町にある浩庵キャンプ場をめざした。

浩庵キャンプ場の受付

浩庵キャンプ場はアニメ「ゆるキャン」に登場したキャンプ場とあって、平日にも関わらず多くのキャンパーで埋め尽くされていた。
私たちは10:30~11:00到着の枠で予約。
途中、道の駅「なるさわ」に立ち寄りのんびりと買いだしをしていたら、チェックインは11時ギリギリになってしまった。
浩庵キャンプ場の魅力は、なんといっても富士山をど〜んと目の前に本栖湖畔にテントを張れること。
到着して見回すとすでに湖畔近くはほぼ埋まっていた。
それでも湖畔に1箇所テントを張れる場所を発見!なんてラッキー!

デイキャンプの経験は一度だけあるが、泊まりは初めて。
そして私にとって記念すべき「テント泊」のデビューでもあった。

まずはテントを張る。
今回テントを買うかどうするか悩んだが、まずテント泊が自分に向いているのか試したかったので、今回はオールレンタルで準備をした。
レンタルしたのは
・テント:モンベル ステラリッジ テント 2型(1〜2人用のテント)
・シュラフ:モンベル ダウンハガー650 #3(マット付)
このセットは登山向けでキャンパーの人で使うのは少ないのかもしれない。
群を抜いて他のどのテントよりも小さかった。

モンベル ステラリッジ テント 2型
モンベル ダウンハガー650 #3(マット付き)
枕は友人からのいただきもの
合わせたように色がマッチ!

でも私の今回のキャンプの目的は
「テント泊が向いているかどうかを試すため」
そう、目的は山なのである。
山にテントを持っていけるか、一人で組み立てられるか、寝られるか。
キャンプに来ても心は山にある私。

レンタルしたまま持ってきたので、まずは組み立て方法をYouTubeで確認。友人にも教わりながら実践!
<設営>
初めてでも簡単だった。慣れてないので時間は少しかかったが(測ってなかったのでわからない)、一度やれば次回は半分の時間でできる自信がある。
<寝心地>
悪くない。夜は冷え込んだが0℃までは下がっていなかったと思う。
ダウンパンツとフリースをして寝たのもあって寒くはなかった。
人の気配や湖の音で何度か目が覚めたものの、山小屋よりもぐっすり眠れた。

これはいける。
ただ問題は重さである。
正直、これをザックに全部入れてのぼれるのか?
麓ならなんとかいけそうな気はしたが、山のてっぺんまでかついでいける自信はない。
とはいえ、場所さえ選べば山にテント泊も夢じゃない!と、期待は大きく膨らんだ。

テントを張ってからはキャンプの醍醐味といえるお食事と焚き火タイム!
「宿泊だからのんびり過ごそうね」
といっていた私たちだったが、のんびりするようにできていない。
まずは腹ごしらえをしてから運動がてらお散歩。

お昼に友人が作ってくれた炊き込みご飯!
おいしかった〜
お散歩タイム。紅葉は終わりかけだった

戻ってきたら焚き火の準備と夕飯の準備で、ず〜っと食べては何かをしていた。

キャンプに関して用意したのは椅子とテーブルと薪割り用のナイフくらい。
あとは家にあるもので済ませたので、やたらと荷物が多くなった。

そうこうしているうちに夜がふけあたりには星がちらほらみえてきた。

焚き火はみているだけで癒される
私が作ったのはポトフとタコの和物。
写真を撮らずにモリモリ食べた。
友人が買ってくれたサンシャインレッド
シャインマスカットと山梨県オリジナル品種の赤系ブドウ「サニードルチェ」をかけあわせたものらしく、プリップリジューシーでおいしかった!

キャンプの目的その2
星を撮る。
星景写真に憧れ、仕事用とは別にカメラとレンズを購入したのは半年以上前。
星を撮るチャンスがなかなかなく、購入したカメラとレンズは山での記録写真を撮るために活躍していた。
山でも撮りたいと思ったが、星の写真に三脚は必須。
重さを考えるとなかなか三脚をかついでのぼる勇気はなかった。
また疲れて夜は寝てしまうので、時間的にも山のぼりと星撮影は難しかった。
その問題を解決してくれるのがキャンプだった。

この日は雲ひとつない晴天。
心がおどる。
星景写真は知れば知るほど奥が深い。
極めると思えばなかなかハードルは高い。
今はとにかくいろいろ撮ってみようと、ひたすらシャッターを切る。
肉眼でみえない星まで写真に写る。これこそ写真の力だ!!

晴天に恵まれ念願の星撮影!!

あ〜、もっともっと星景写真を知りたい!撮りたい!

21時をまわったころだろうか、徐々に雲がでてきて気がつくともう星はみえなくなっていた。

翌朝、日の出がみたいとめざましをかけていたが、朝は一面曇り空だった。
日の出は見れなかったけれど、雲の間から時折みえる富士山と薄雲を抜けて光る湖畔の水面が幻想的で美しかった。

朝は幻想的な風景が広がっていた

チェックアウトまで時間はあったので、のんびり朝食をすませ、ぼちぼち片付けようかと取り掛かると思った以上に時間がかかる。
慣れていないと要領も悪い。
気がつくとチェックアウトタイムギリギリだった。

キャンプをするのに11月はちょうどいいと感じた。
暑くもなく、寒さもそれほどでもない。虫もいない。
次は虫がまだ眠っている春ごろかな〜?

来年は山でのテント泊も計画するぞー!!

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