【水DT感想】豆柴ドミノをするクロちゃんが育児疲れの私そのものだった回

「水曜日のダウンタウン」で、クロちゃんが挑戦する「リアル豆柴ドミノ」(2020年8月5日放送回)を観て、すごく笑ったし、いろいろと思うところがあった。

宣伝ツイートにあるように、この企画中、クロちゃんは何時間もかけて7000枚のCDをコツコツと並べていくのだが、たびたび犬や助っ人が作りかけのドミノを無残に倒してしまう邪魔が入る。そのたびにクロちゃんは精神が崩壊していき、情緒不安定になり号泣したり大声で叫んだりする。それが「なんてすごい様子なんだ」というのがこの回の笑うポイントなのだけど、その様子、ここ最近、身近に身に覚えがある。育児中の私の姿そのものだった。

赤ちゃんが家にいると、すべての家事や個人的な時間を邪魔される。やるべきことを何度も何度も邪魔されて上手く進まない時。家には自分しかいない時なんか尚更。よく頭が真っ白になって「ウワーッ!」と叫んでいた。直後、「私ってやばいんだろうか?」と脳裏をかすめる。夫は性格が穏やかだから、そういう私を見ると呆れてしまう。まずいのか、私の子育て。

だけど、検索すると、同じような人はたくさんいるようだった。

私は楽しく観られたけど、観るのが辛かったという人も。

「ドミノを犬が邪魔をする」=「家事や自分時間を子供が邪魔する」という類似だけではない。

途中で助っ人がたびたび来てくれるのだけれど、中には逆にどんどんドミノを崩してしまう人もいたりして、クロちゃんが「もう帰って!」と怒って帰してしまうシーンもある。これが「夫が上手く手伝えない時に似てる」という意見もあってなるほどとなったり。クロちゃんが弱音を吐くと「文句言ったからって進まない、楽しいものじゃない」と諭されて気持ちがぐちゃぐちゃになったり。

あーあ、ここ1年で全部身に覚えにあることだなあ。そしてこれを「情緒不安定だなあ」って笑える人よ、そんなにストレスの逃がし方が上手いならとっても尊敬する。客観的に見たら私もそう思った。そうか、そんなに騒いだって、ドミノは進まない。途中であまりにドミノを崩されすぎて、心を無にして冷静に対応するクロちゃん。分かる。やったことある。そしてそれがきっと正解。でも「楽しくない!楽しくやりたい!」って駄々をこねるクロちゃんの気持ちも、ああー、すごく分かる。。。。。。

と、まあ、かなり今の私の心にずんと重く響く内容ではあったが、個人的には終始笑いながら観ることができたし、何度か観たいなと思える素晴らしい内容だった。

特にラスト、ドミノが完成していざ倒すときは手に汗握って応援したし、7000枚のCDが倒れていく様はとっても爽快だったし、最後の助っ人として来てくれた小峠さんが優しかったのも救いだった。

そしてクロちゃんが、ドミノを崩して邪魔する豆柴の子犬に決して八つ当たりしなかったこと。動物は苦手と言っていたが、それどころか、名前をつけて可愛いがり、ドミノに近づくと優しく制し、一匹目が交代で居なくなると「会いたい」と泣くほど絆が深まっていた。二匹目はドミノに近づくのを制し切れないからと言って常に抱っこしていた。

一方、私は子どもがなにか邪魔するとつい子どもに厳しく言ってしまうので、見習わないとといけないなあ。

と、この記事を書いている間も、15分おきに1歳の子どもが夜泣きし、文章を書くのを何度も中断してもう諦めかけたのだけど、7000枚を投げ出さなかったクロちゃんに力づけられてなんとか書き切りました。

育児を頑張るお母さんたち、私たちのドミノが完成するのはいつなんだろう?

でも私たちは年単位でこんな日々を続けているのだ。このままがんばっていけば…。きっとさっき見たラストシーンのドミノよりももっともっと爽快な瞬間が、いつか来るんだろう。たぶんね。


#水曜日のダウンタウン


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?