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2才児を連れてバルセロナに旅行に行く話

今年の7月もしくは8月に取ろうと思っていた夏休みが引っ越しのバタバタで先延ばしになっていたのですが、ついこの前、ようやく取ることができました。せっかくの欧州にいるのでどこかに行きたいと思っており、クロアチアのドブロブニクとかどうかな、と相方と話をしていたのですが、ベビーカーを押しての移動は少ししんどいかな、ということで他の候補地の中からバルセロナを選定。7、8月の観光シーズンを外しているのでホテルの値段も下がっており、かつそれほど混雑もしていないのではという期待も込めて。

1日目
スタンステッド空港からライアンエアでバルセロナへ。ケンブリッジからスタンステッドまではパンサータクシーを事前に予約 (GBP 59.50)。16:45発のフライトでしたがライアンエアは案の定遅延して出発時間は18:00頃。スタンステッドには2時間前の14:45までに到着していたので、1時間余分に時間を潰さなくてはなりませんでした。空港は混雑しており、かつ子供のプレイエリアなどもなかったのでこれは少し大変でした。フライト時間は2時間ほど。機内では子供はipadに事前に入れておいた動画を大人しく見ていました。スペインの到着した空港はジローナ・コスタブラバ空港。バルセロナと検索すると出てくる空港ですがバルセロナからは90キロ離れており、ジローナ近郊にある空港。例えていえば関空と京都くらい離れています。バスでバルセロナまで移動するオプションもあったのですが、子供もいることもありタクシーを選択。事前にリサーチしたところでは片道120-130ユーロと出ていましたが、空港の案内板には150ユーロとの表記があり、実際にそれくらいの金額がかかりました。おそらくコロナ明けか何かのタイミングで値上げしたのだと思います。子供は昼寝がなかったのでジローナ空港からバルセロナに向かうタクシーの中でおやすみに。その日はそのまま起きてくることはありませんでした。

私たちが予約したホテルは The Moods Oasis というところ。グラシア地区にある小さなホテルでしたが、シャワーの水圧も強く、部屋のクーラーも効き、綺麗なホテルでした。受付にコーヒーマシンがありコーヒーが飲み放題だったのと、炭酸水・冷たい水も飲み放題だったのもとてもありがたかったです。いわゆる観光スポットからは少し離れていたのですが、バスまたは徒歩で十分アクセスできる距離でした。周囲にはスーパー、カフェ、レストラン、ジェラート屋さん(!)など充実していました。その日は夜ご飯はホテルの近くのイタリアンレストランでピザをテイクアウトして食べようと計画していたのですが、ホテルに着いたのも遅くなってしまったのでそのまま就寝。子供用のクリブやベビーベッドはなかったのですが、ベッドが大きかったので3人で寝ても大丈夫でした。

2日目
朝7時に起き、向かいのカフェでクロワッサンを買ってホテルの部屋で食べました。ホテルには朝食プランもあったのですが、一人12ユーロと値段がそれなりにする割にレビューがそこまで良くなかったのと、子供がいるので部屋の方が周りを気にせずにゆっくり食べることができるかなと思い、部屋で食べることにしました。クロワッサンを3つ注文したのですが2つしか入っていませんでした。まだまだスペイン語の修行が足りていないのかもしれません。

朝食を食べて、準備をしてからサグラダファミリアへ。10時から入ることのできるチケットを買っていたのですが、すこし早めに行って、事前にリサーチしていた公園に行って子供を遊ばせることに。サグラダファミリアの北東と南西のブロックは公園になっており、北東の方は、池に映るサグラダファミリアの写真を撮ろうと多くの人で常に混雑しているのですが、南西側はそこまで人がいないということで、そちら側にある子供のプレイエリアで少し遊ばせることにしました。親としては、サグラダファミリアをバックに公園でご機嫌な子供の写真を撮ることができてよかったです。

10時近くになってきたので、北東側にまわってサグラダファミリア内部へ。ベビーカーを押していた我々を見て、警備の人は団体向けの入口へ案内してくれました。空港のようなセキュリティチェックを経て内部へ。観光シーズンを外していたとはいえ、それでもとても多くの人で混雑していました。ベビーカーでしたので塔には登らずに教会の中とお土産を物色して退散。中で子供におやつをあげている人もいたので我々もそうしたらよかったのかもしれません(そもそも飲食していいのかわかりませんが)。その後は、北東側の公園でサグラダファミリアの写真を撮って、事前にリサーチしていたチューロ屋さん La Selecta de xurros をトライ。外で座って食べることもできる素敵なカフェでした。チュロスにかける砂糖の量も調整することができたので、少なめにしてもらって、子供にチュロスをあげることができました。

その後は街を散策しながら歩いてホテルまで。初日の夜に食べ損ねたイタリアンレストランで昼食にしようとしたのですが、午後1時からじゃないと開かないということで、近くのアーケードの中にあった Salad Market というレストランへ。海外旅行で不足しがちなお野菜をお手軽に補給することができる、とてもありがたいレストランでした。ここで子供もお昼ご飯にしようと思っていたのですが子供がベビーカーで寝てしまったので、大人だけご飯を食べて近くのスーパーに寄ることに。ホテルの部屋に冷蔵庫があったので、ヨーグルトや牛乳、子供が飲めるフルーツジュースなどを買いました。お惣菜コーナーも充実しており、サラダバーではサラダを大量に詰めている人もいました。また、自分が食べる用にフィデワというパエリアの麺バージョンも買いました。カタルーニャ地方の郷土料理だそうです。お会計するタイミングで子供が起きてきたので、ホテルに戻って少し休憩。サラダに入っていたフジッリやオリーブを食べるかな、と思い残していたのですが子供は食べず、代わりに私が食べる用に買っていたフィデワを食べていました。本当はこのタイミングで昼寝をしてほしかったのですが、(少しの昼寝で)元気になった子供はホテルの部屋でアクティブに動き回っていました。

2時半ごろ、ホテルからグエル公園へ。事前に調べたところでは、グエル公園は階段がたくさんあるからベビーカーだと迂回して結構歩くことになる、との記載があったのでベビーカーをホテルに置いてタクシーで向かうことにしました。ホテルから公園まではタクシーで8-9ユーロ程度。タクシーを降りてから公園の入り口まで少し歩きました。公園の入り口から広場に向かう道に進めばよかったのですが、違う道を選択してしまい、うろうろと公園内を彷徨うことになってしまいました。親はまだ大丈夫だったのですが、この日は気温が28度まで上がり、ベビーカーの無かった子供にはちょっとしんどかったと思います。広場にたどり着いた時には子供はすでに疲れてご機嫌斜め。綺麗なタイルの写真やバルセロナの街の眺めを写真に収める時間をあまり取ることはできませんでした。ぐずる子供を抱えて公園から退散。タクシーを拾ってホテルまで戻りました。

ホテルで少し休憩して、子供と一緒にシャワーを浴び、夜ご飯を食べにエル・コルテ・イングレスの9階にあるレストランへ向かいました。建物の中では乗ったエレベーターが7階までしか行かず、そこから9階に行くエレベーターが来るまで少し待ちました。レストランはフードコートみたいになっており、それぞれのコーナーで好きな食べ物を注文するスタイルでした。私たちはシーフードパエリアと、フライドポテト、トルティージャを注文。ロサンゼルスで生活していたので、オムレツをトルティージャと言われるとすこし違和感があります。レストランは眺めもよく、座席もたくさんありゆっくり食べることができました。お会計をした先にあるバーカウンターでドラフトビールとワインを注文。赤ワインを注文したはずがロゼワインが出てきました。デザートはチュロスもあったのですが、午前中に食べていたのでここではチョコレートケーキとチーズケーキを選択。ディカフェのカフェコンレチェもあったので普通のと一つずつ注文しておいしくいただきました。

その後は、地下1階の食材店を物色して、お土産にチョコレートを買って、ライトアップされたカサバトリョやカサミラを見ながら歩いて帰りました。相方がシャワーを浴びている間に子供は就寝。たくさん歩いたので親も早く床につきました。

3日目
朝8時に起床。1時間遅れているイギリスの時間に合わせておきました。ホテルの隣のブロックにあるカフェ 365 のクロワッサンをトライ。こちらは少し小さめなクロワッサンで、表面に砂糖?が塗ってある感じの甘いクロワッサンでした。ゆっくり準備して、V15のバスでカタルーニャ広場へ。子供は初めて乗るトラムのような電気で走る連結バスにご満悦の様子。カタルーニャ広場でバスを降りてランブラス通りを下ってボケリア市場に向かいました。ボケリア市場は観光客向けかな、という感じがしましたが、我々も観光客なので郷にいれば郷に従えということで生ハムをおいしくいただきました。本当はフレッシュスクイーズのオレンジジュースも探していたのですが、置いてあったジュースはどれも既にカップに詰められているものでした。その後は市場のすぐ隣にある Pastisseria Escribà で子供のおやつも兼ねて休憩。外観が綺麗なカフェで、美味しそうなケーキもいろいろ置いてありました。

モザイクとステンドグラスが美しいカフェの外観。"Fca de Pastas Alimenticias" とあるのは、1820年にオープンした当時、パスタ工場兼販売所だったかららしい (Fca = Fabrica 工場)。モザイクはマリオ・マラグリアーノがデザインした。

その後は少し歩いてレイアール広場へ。開放的な空間でした。子供は置いてある球体の石によじ登ってご満悦な様子。広場にはレストランやバルがありました。ガウディのデザインした街灯を通り過ぎ、旧市街の中に入っていきました。旧市街の中を散策して、サント・ミケル広場に小さい子向けのプレイエリアを見つけたのでそこで子供を遊ばせることにしました。坂を一通り登ったり降りたりした後、ケンブリッジではあまり見かけない砂場でずっと砂と戯れていました。


旧市街にあった子供の遊び場。奥には砂場もありました。

お昼頃になってきたので、近くにあった A Vocados というレストランをトライ。 カリフォルニアで流行りそうな感じのレストランでした。エッグベネディクトとアボカドトーストをトライ。オレンジジュースはちゃんとオレンジをスクイーズしていました。子供はパンもいらない、といい結局大人だけが食べることになりました。

その後は旧市街を散策して、サンタ・エウラリア大聖堂を通り過ぎ、カフェでクロワッサンを買って休憩。サンタ・マリア・デル・マール教会の方に歩き、教会の近くの Cafés El Magnífico でコーヒー豆を購入。たまたま通り過ぎた時に中に入ったのですが焙煎店として有名らしいです。店内は賑わっていました。数種類のコーヒー豆の中から、Perú Flor y Feli をチョイス。250グラムで10ユーロ程度。後日、家でおいしくいただきました。

ピカソ美術館を通り過ぎ、カテリーナ市場を散策し、サンタ・エウラリア大聖堂まで戻ってきたタイミングで子供はベビーカーの中で寝てしまいました。大人は大聖堂の近くのお土産物屋さんを物色し、少し休憩した後で歩いてFCバルセロナのオフィシャルショップへ。子供のTシャツを1枚買いました。その後は、カサ・バトリョの横にあるアマトリェールでチョコレートを物色。ミュシャのおしゃれなパッケージデザインの缶を買って、コーヒーといっしょにおいしくいただきました。

続く・・・

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