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交代って意外と悩む。

こんにちは、こんばんは、おはようございます!

まつ。です🏀

12月になっちゃいました。一年が過ぎていくのが早い。
道路が凍ったり雪が積もるので先日冬用タイヤに履き替えたんですが、タイヤごと変えることになりまさかの大出費😭
社会人になると出費の金額が大きくて困ります。。

夏に高校の先輩から「交代」のことを書いてみてと言われたので、自分なりにいつも考えていることを今回は書いていきたいと思います!

それでは今回もがんばって書いていこ〜🙌


選手交代をする時の考え方

大学バスケだと中学生・高校生のように40分フル出場ってほとんどなくて必ず選手交代を行います。
基本的にカテゴリーが上がっていくほど1回のオフェンス・ディフェンスでの強度が高くなるので体力的な面の消耗具合が大きくなっていきます。また技術的にも高いものが一定量あるので、少しサボったり気を抜いたりしていると簡単にオープンを作られてシュートを簡単に打たれて失点に繋がるため試合に出ていいたらハードに全力にプレーをすることが大前提になります。そういった意味でも交代って必ず必要になってきます。

だいたい自分が交代すると時の考え方としては、

①選手を休ませる
②チームの流れ・雰囲気を変える
③戦術を変える

以上の3つかなと思っています!


交代で選手を呼んでいる時。笑

①選手を休ませる

選手によって体力が違いますし、プレータイムもそれぞれがだいたい理解をしてるため、自分の持っている体力と求められていることを考えて選手らはプレーをしてくれます。そのため、当日のコンディションにもよりますが、選手によって何分間体力が持つかが変わってきます。そこを見極めていかないといけないです。

長くずっと出していて大丈夫であれば良いかもしれないですが、4Q残り4分切ったくらいで最後まで出したい選手がガス欠になりましたってのが1番起こってほしくないのでそこは気にしています。自分は試合の状況にもよりますが4Q残り6〜3分くらいでその日1番調子の良い5人で最後勝負しようと思っているので、そこで出したい選手が出せない・出してもパフォーマンスが高くなければ困りますし、他の選手も急に出されても困るってことがあるのでそこを注意を払っています。

1回休むことで客観的に相手のプレーを見れたり、気持ちを落ち着かせることもできるので、試合の状況やタイミングを見計らって思い切って休ませる時が多いです!

②チームの流れ・雰囲気を変える

選手を休ませるので、順番に誰かを交代させていかないといけません。チームの良い流れを持続させる・悪い流れを変えていく・ゲームを落ち着かせたいなど、ゲームの状況やタイミングによって求めることが変わるので、自分が求めることが1番できる選手を交代に呼んで出していきます。

選手によって持っている能力が違うのでできることも違います。ディフェンスのプレッシャーをかけたいとなれば1番ディフェンスが良い選手を出しますし、ゾーンのクリエイトに困っている時はゾーンアタックの感覚が良い選手を出しますし、速攻を出したい時は1番ボールプッシュできる選手を出します。
選手らもこいつが出てきたらこれをやらないといけないを理解しているので、出すだけで士気が高まったり雰囲気が変わることが結構あります。
その感じを外から見ているのが結構楽しい。笑

まぁ、自分の中で交代する順番が少しだけあったり、ファールトラブルが起こったりするので、シンプルにゲームを繋いでほしくて交代させることも多くあります。
ゲームの中で戦術を変えずに選手の交代だけでギャンブル的に仕掛けたい時もありますし、ゲームをうまく繋いでほしい時もあるので、その時々で自分が求めることを1番表現できる選手を出していくってのが基本です。

どのコーチもある程度事前に見積もりを立ててゲームに臨むので、この選手はこの相手だときついなとか、この選手はこの相手が苦手だなとかもあるかと思います。

自分の場合、1から10までを試合前に決めてから試合に臨むとうまくいかないことが多いので、なんとなくこんな感じで回せたらいいなーくらいだけを考えて試合に入ります。個人的に、試合前に考えたことに囚われてゲームの采配をするのは、今起こっている状況やタイミングを見て理解しようとしていないですし、思い切ってなんかをやるってのができなくなるので、なんとなくだけ決めています!

③戦術を変える

戦術をがっつり変えて、チームの流れを変えたり相手を困らせたりしよう思う時には、個人を変えていくのではなく、その戦術が1番できる5人を並べたりすることもあります。
例えば、オールコートでトラップを仕掛けたい時に、トラップが苦手な選手やプレッシャーをかけるのが苦手な選手、ローテーションを理解していない選手が1人でもいると逆に流れが悪くなってしまう原因になります。他にもディフェンスでスイッチしたい時に1対1が苦手な選手を出したり、立命館のローテーション上小さい選手ばかりを並べるわけにもいかないので、じゃこの5人で守ってこいって時もあります。

チームとしてこの流れに強制的に持っていきたいとか、悪い流れを断ち切りたいとか、雰囲気を変えたいとか、良い流れになるきっかけづくりをしたいとかで、普通に交代して選手を順番に出していくだけでは変えにくい時は、戦術を変えるタイミングで選手もがっつり交代させる時があります!
個人を交代してうまくいきそうな時やタイムアウトをとって戦術を変えられる時はそっちの方がやりやすいとは思いますが、それができない状況もあります。

普通に交代させる時にディフェンスの守り方を変える指示を出す時も実際にはありますし、それがほとんどなのですが、チームの誰が見てもこのメンツはこれするだろうとか、これをするならこのメンツしかないっていうメンツでプレーさせるとチームの雰囲気や流れが一気に良くなることがあるので、自分の直感的にこれって思った時は思い切ってやる時もあります。


できること・強みを見つけておく

もう少し深掘りすると、ゲームで交代する時に呼んでそのまま交代させる時と、一言声をかけて交代させる時と使い分けるようにしています。
一言声をかける時は、戦術を変える時や何かを強調したい時にみんなに伝えてほしいで自分は使っています。あとは試合の状況によっては出すのが少し不安な時もあるので、そういう時にこういうマインドで行ってこいとか、このポイントが大事やぞなんて伝えて送り出す時もあります。
交代の時に声をかけるってのはあんまりしないんですが、ここは自分自身の課題だなと色々振り返ると感じる部分です。自分なりにうまくいく方法や伝え方を見つけていけたらなと思っています!


交代前に声をかけている時!

やっぱり普段の練習の中でこの選手はこういうことが得意とか、こういう性格だからこういう場面で出しても大丈夫とか、逆にこの場面や相手でこの選手はうまくいかないとかをきちんと理解しておくことが大事なことだと思っています。

基本的にはコーチがやりたいディフェンスや戦術を練習するではなく、うちのチームならこれができるとか、チームにいる選手ができることの範囲の中で戦術を組み立てるようにしています。
一定勝っていくためにはうちのチームだとこういうことができないといけないってのもあるので、それは練習でできるようにしていきます。
なので、オフェンスにしてもディフェンスにしても「できること」と「練習の中でできるようになっていきたいこと」のバランスで組み立てるようにはしています

観察してこんなことができるんじゃないかで、どんどん選手やチームの可能性を広げていけたら1番いいなとは思いますし、それがコーチの役割の1つでもあると思います!
自分はこんなことができたらおもしろいかなとかチームの先の展開を考えることが楽しいので、みんなの可能性を広げていくために必死こいて勉強して頭を使った上で、選手らに色々伝えられたらなと思っています!


おわりに

交代やタイムアウトってコーチしてる人らの面白い部分になると思いますし、その分流れを変えたりと責任が大きい面もあるので、悩むことも多々あるかと思います。自分もリーグ期間中は本当に悩みます。
ただ試合中は自信を持ってやり切らないといけないので、普段から選手らのことを観察しておくことは常に念頭に置いてやっています。

こうやってできてる風に書いていますが、ちゃんとできてるわけではないのでそこは理解をしておいてくださいね。笑

こんな感じで今回は終了〜!
最後まで読んでいただきありがとうございました🙇‍♀️

自分の考え方や失敗談で皆さんの役に立てれば嬉しい限りです。
自分の失敗談だけでもJBAの講習会1つ開けそうな気がしますし、失敗談を語ってみんなで振り返るみたいなLINEグループができたらおもしろいななんて書いてて思いました。

年末も近づいてきて色々と多忙になるかと思いますが、なんとか乗り越えて良いお年を迎えられるようにもう一踏ん張りですね。
まだまだnoteは書いていきたいので引き続き読んでくださいね!

それではここら辺で失礼いたします。

まつ。

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