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リアルさが必要以上かもしれない手作り絵本|わたしの豊かさ#28

今回は、手作りの絵本編です。
イラストはわたしのイラストアカウントから引用しています。

ことば辞典

言葉を覚え始める1~2歳のこどもたちの、単語の学びや言語刺激のために「ことばじてん」「ことばずかん」という絵本があるのですが、そこに必要以上のリアルさを求めてしまったかもしれないのが今回の手作り絵本です。

市販のことばじてんでは、かわいいイラストとことばがセットで紹介されていて、「これは″スプーン”だね~」など親子のおはなしタイムもつくれるとても画期的な絵本なのですが、その簡略化されたスプーンのイラストを見て子供はあのスプーンだと分かるのだろうか、など考えてしまったのです。

こんなことをブツブツ考えながら読まないでくれっ

あと、市販のことばじてんでは「ママ」「じーじ」だけど、実際は「お母さん」で、義父は「じいじ」だけど実父は「おじいちゃん」と呼ばせているとか、そのじーじのイラストがグレーヘアだけど実際はどちらもグレーではない、とか、とにかく市販のを読むたびにツッコミながら読んでいました。

つくってみた

こんなときは、文句を言わずに自分で手を動かし、考えてつくってみることです。

▼中身です

両方の家族の顔と名前を載せてみました。
両家とも離れて暮らしていて年に2回程しか会わないので、絵本を読むたび「あなたにはこんな家族もいるんだよ~」というのを伝えられたりします。

当時のお気に入りのぬいぐるみやおもちゃ、あとは好きな生活用品なども載せてみました。これは今になってみると「そうそう、あの頃わたしのスリッパとか好きだったんだよなぁ」と思い出の記録にもなっています涙
ただ、素材一つ一つ写真を撮って、パス抜きをして紙面に構成していくのは結構な手間でした。

今思えば、子供が小さいほど子供のリズムに完全に合わせた生活なので、お昼寝中などにコツコツとこういった好きな細かい作業をすることで、ビジーボードづくりもですが、自分の時間として楽しんでいたのだと思います。

▼息子の反応は?

リアルことばじてんの赤いボールを見て、あっ!と指さして本物を持ってきたときには感動でした(TuT)
でも、もうそうなると、辞典要らないっていうか本物見せて教えたらいいじゃないのっていうのは言わないでください笑

絵本を通じてたのしいコミュニケーションが生まれることこそが絵本の良さであって、ことばじてんの良さを引き継ぎながら親がたのしくて子供の遊びが生まれたらもう大満足です!

ちなみに息子は、手作りリアルことばじてんも、市販のことばじてんも「これ読んで~」と持ってきて素直に読んで楽しんでいます^^

手作り玩具も絵本も、まだ言葉を伝えられない子供から要求されて作るものではなく親が作りたいものを作っているわけですが、子供が小さい頃ほど親がなんでもいいのでたのしんで何かをやってることが、その何かを見つけることが子育て期間の真髄かもしれない、なんてことを、まだまだ子育て界の新米ですが、、思っています。

わたしにとっては、そのなにかが「手作り」だったので、あらゆる分野の手作りを深めていきたいな、というのと、それを気づかせてくれた息子に感謝!です。

この記事は2023年の「豊かさ」に必要な8つのことの中の
4.なんでも手作りを補完する:玩具、絵本 【絵本】を説明する内容でした。元になる記事はコチラ▼

次回は4.なんでも手作り#29【繕う】#30【修理する】について書きます。

読んでいただき、ありがとうございました!


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