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世の中には平和的には解決できないこともある

さて、アメリカでは5月末から激しい暴動が各地で起きています。日本ではこれ、まったく理解不能な野蛮な行動だと感じている人が多いようです。よく友人たちも、「せっかくコロナが広まらないように自粛してきたのに、なんで抗議活動なんかしているの?」と訊かれます。

でも、アメリカでの受け止められ方は全く異なっています。今回の抗議活動は、コロナなんかよりもよっぽど重要な事態だと理解されているからこそ、こうして大勢の人が立ち上がり、デモに参加しているのです。

「そこまではわかる。でも、暴力や破壊活動は理解できない」という人も多いと思うのですね。そんなことをしたら結局はデモ活動が非難の的になり、人種差別の撤廃という高邁な目的から、かえって遠ざかってしまうと感じる人もいるかと思います。

しかし、現実はそうでもありません。これまで何度となく平和的なデモが行われてきたにも関わらず、これまでアメリカはほとんどなにも変われなかったのです。

しかし、今回は何かが違います。変化の兆しはもうすでにハッキリと現れています。そこでこの記事では、この暴力を伴う抗議活動がなにを明らかにし、なにを変えつつあるのか紹介してみたいと思います。

※この文章は単品で100円ですが、1000円でこのマガジンを購入すると、1ヶ月20本くらい読めるので1本50円です。このマガジンでは教育のこと、テクノロジーのこと、あるいは経営に関するなどなど、僕がシリコンバレー、フィリピン、日本の3拠点でビジネスをする中で得た気づきを書き綴っています。

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