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テレビが終わった日

京都のアニメスタジオの放火事件、なんと33人もの死者という前代未聞の放火事件となりました。犠牲者の方々には謹んでお悔やみを申し上げます。

なおこの放火事件、僕はアメリカにいるので日本のテレビを観ることができませんから、僕はこのニュースを最初に Twitterで知って、その後もずっとTwitter で追いかけていました。

そしてその後知ったのですが、民放もNHKはこの放火事件なんかそっちのけでずっとワイドショーや大相撲の中継をやっていたようなのです。

なお今回のこの事件、どうやら戦後最大の大量殺人事件となったようです。放火で人を死なせるのはれっきとした殺人事件ですし、33人の犠牲者なんて、日本では聞いたことがありません。この犠牲者の数は、毎週のように銃乱射事件が起きてるアメリカですら、滅多に耳にしない数なのです。ちなみに相模原市の障害者施設「やまゆり園」の殺害事件が19人、95年の地下鉄サリン事件が13人、そして2001年の池田小学校事件が8人ですから、この33人という犠牲者の数は、今回の事件の凄まじさを物語っています。

テレビに何が起きているのか?

では、なぜここまで大規模な事件を、テレビ局各局は中継しなかったのでしょうか? 僕が覚えている限りでは地下鉄サリン事件でも池田小学校の事件でも、事件直後から全てのテレビ局で通常の番組が即座に打ち切られ、ずっと事件の報道で一色でした。

おそらくこれには2つの理由があります。

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