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「安定」の定義は根こそぎ変わります

僕らは誰だって、安定した暮らしが欲しいものです。「不安定が大好き!」という人は、多分あまりいません。仮に若い頃は不安定の方が面白いと思っていても、だんだん歳をとるに従って体の自由が損なわれたり記憶力が落ちたりすると、やっぱり不安が膨らんでくるものです。

ではどうして、人間はこんなにも安定が好きなのでしょうか? それはおそらく、僕ら人間が何百万年という間、不安定に晒されて生きてきたからです。かつて不安定であるということは、あっけない死を意味しました。獲物が捕れなければ、大型動物に捕食されては、飢饉にあっては、疫病が流行っては、そして戦争や災害があっては死にました。

長い間、不安定は死にそのまま直結していたのです。ですから、人間は不安定を恐れるのは致し方がないことです。今では捕食動物に食べられる心配も餓死の心配もありません。しかし、不安定を恐れる気持ちだけは僕らのDNAに強く刻まれたのです。

ただ、不安定をあまりに恐れていると、身動きが取れなくなってしまうものです。会社や学校が本当に心から嫌なのに、どうしても辞められない人も多いのではないでしょうか?

また、何か変えようとすると、その条件が以前よりも良い場合ですら、必ず反対する人が大勢現れるものです。僕らは「変化」という言葉を聞いただけで、身が縮こまるようにプログラムされてしまっているのです。

しかし、好むと好まざるとにかかわらず、僕らは現在、1000年に一度しかないような、大変な変化の時代を生きています。ですから、どうにかして変化に慣れていくしかないのです。

そんなわけでこの記事は、僕らはどうやって変化を乗り越えていけばいいのかを考えてみたいと思います。

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