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私の株式選別方法ーウシオ電機の24/3 1Q決算のポイント

2023/08/07 ウシオ電機の24/3 1Q決算が発表されました。
大切なところだけピックアップしましたので、参考にご覧くださいませ。

1Qコンセンサス未達

株予報より

1Q営業利益
コンセンサス 3200
実績 2055
2055/3200=0.642   ⇒36%未達
上期進捗
2055/4200=0.489⇒上期進捗率 49%

未達となった理由

半導体・電子デバイス・プリント基板市場においては、世界的にスマートフォンなどの最終需要の減速が継続し、関連する設備投資や稼働が低調に推移しています。また、5Gの実用化やIoT・AIの活用進展により、関連する最先端ICパッケージ基板の需要は足元で一時的な調整局面にあるものの、今後は堅調に推移する見込みです。フラットパネルディスプレイ市場においては、巣ごもり需要が一巡し、液晶パネルメーカー各社の稼働が低調に推移しています。映像関連市場においては、世界全域でコロナ禍からの正常化に向けた経済活動再開の影響から映画館の稼働の回復が進みました。また、一般映像機器市場においても、イベント等の回復に伴い、堅調な市況環境が継続しています。

決算短信より

スマホの減速、巣ごもり需要の一巡が原因ですね。
では、今後のガイダンスはどうでしょうか?

決算説明会資料

通期の見通しは変更なしですね。
2Q以降売上高が戻り、下期に業績回復する見込みですね。
レーザーテックの回復と同期している感じです。

通期ガイダンスの妥当性について

決算説明会資料 為替感応度 1.3憶
決算説明会資料 為替前提135円 

来期の営業利益のコンセンサスとガイダンスは、

コンセンサス 13200
ガイダンス 12500
12500/13200=0.946  ⇒5%コンセンサス未達
為替を考慮すると
12500+130*(140-135)=13150
13150/13200=0.996  ⇒ほぼコンセンサス通り

通期は5%コンセンサス未達ですが、為替を保守的にみているだけで、為替感応度を考慮すると、ほぼコンセンサス通りのガイダンスですね。

総合評価
ニュートラルです。
1Q進捗はかなり悪い印象になりますが、上期進捗は予定通りであり、
通期ガイダンスも変更なしですね。
今後、下期の回復に期待です。

以下に週足のチャートを載せておきます。

ウシオ電機 週足

以下資料

ウシオ電機の魅力について、中計資料を載せておきます。
右下のグラフより、今期横ばい、来期伸長に期待ですね。

中計資料より


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