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私の株式選別方法ー東京エレクトロンの24/3 3Q決算のポイント

2024/02/09 東京エレクトロンの3Q決算が発表されました。
大切なところだけピックアップしましたので、参考にご覧くださいませ。

株予報より

通期のガイダンスが上方修正されました。
4Qガイダンス 445000
4Qコンセンサス 418664
445000/418664=1.0629  ⇒6.3%過達

通期上方修正となった理由

調整局面を迎えていた半導体製造装置向け設備投資は、当第3四半期連結累計期間において底打ちの兆候が見られました。メモリ及び先端ロジック/ファウンドリ向け半導体に対する設備投資は、全体的に抑制傾向にあったものの、生成AI用途のアドバンストパッケージ向け設備の引き合いが増加しました。また、半導体の自給率向上に向けた中国におけるIoT及び車載や産業用の成熟世代向け設備投資は、前連結会計年度に引き続き堅調に推移しました。情報通信技術の拡充に伴うデータ社会への移行や脱炭素社会への取り組みを背景に、電子機器を支える半導体の役割とその技術革新の重要性が高まっており、中長期的に半導体製造装置市場はさらなる成長が見込まれております。

決算短信より

3Qで半導体製造装置向け設備投資は、底打ちの兆候がみられ、
メモリとロジック/ファウンドリ向けは抑制傾向、
生成AI向けが好調、成熟世代向けである、中国のIoT及び車載向け産業向け設備投資が堅調であることから、上方修正されました。

期末配当が増額されました。
27円の増配です。
219⇐192(期末配当のみ)

配当増の理由

当社の配当政策は、業績連動型配当を基本としており、親会社株主に帰属する当期純利益に対する配当性向 50%を目処としております。
上記のとおり、通期連結業績予想の修正に伴い、期末配当は 1 株当たり 219 円の実施を予定しております。
この結果、2024 年 3 月期の年間の配当予想は 1 株当たり 367 円(中間配当 148 円、期末配当 219 円)となります。

IRより

通期上方修正に伴う、配当の見直しでしたね。

3Q毎の営業利益の変化を見てみましょう。

株探より

24/3 1Qを底に、2Qで微増、3Qで回復が明確になっていますね。

総合評価はポジです。
通期ガイダンスがコンセンサスを6.3%過達、増配の実施、中長期的に半導体製造装置市場はさらなる成長が見込まれているとの会社コメントも好印象ですね。

以下に、週足チャートを載せておきます。

週足

以下資料

PTSの状況です。
いい決算でしたが、既に4.5%上昇していますね。
(31100/29755=1.0452⇒+4.5%)
コンセンサスの上振れとほぼ同じ位なので、妥当な反応ですね。

株探より


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