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健康なメンタルで退職するために

メンタルが落ちていたり、
何かの焦りや逃げで混乱していたりするなか
退職や転職をすることは危険だと思っている。

もちろん、そんなことを考えるほど余裕なく
仕事を辞めるのもひとつの手。

ちょうど一年前のnoteにも書いているが

「御社だから実現できること」「こうありたい未来像」…だと???

当時私は転職活動をしていた。
いわゆるスタートアップ系のWEB制作、SEO記事制作系の会社とは特に相性がよく、すんなりと面接が進み、内定をいただいたところもあった。

でも、でも、なんか進んではいけない予感がした。
本当にただの勘。

あのころは
・朝5時半〜6時前後にならないと眠れない
→つまり、寝つきが悪い(布団に入って最低4時間はかかる)
・日中わけもなく涙が出る
・帰宅したらさらに号泣する
・寝る前「明日起きて目覚められるとは限らない」と怖くなる
・これまで迷惑をかけた人全員に謝りたくなる

みたいなことが毎日だった。

気持ちが疲れていた。

でも、基本的に自分を追い詰めるタイプなので「この生活は、他の人にとってはレベルの低い悩みなのでは?」「こんなことで弱音を吐く自分が弱い」「なぜがんばれないんだ」と考えていた。

転職活動も、当時の環境からの一種の逃げではあったため「ずるくないか?」と自分を冷静に見つめるもうひとりの自分もいた。

いま振り返ると、あの状況でよく転職活動なんていう“体力も気力も要ること”をやっていたな、と思う。
まぁそれぐらい逃げたかったんだろう。

そんなこんなで、色んな企業との選考をやめた。
「こんなに気持ちがすり減った状態で決断をするのは危ない」と直感で思ったためだ。
大きな決断は避けて、自分が心地いいと思えることをしてみることにした。

・・・「元気になれる」ことではなく「心地いい」と思えること。
似ているけどニュアンスが違うんだよな。気持ちに無理がない程度の高まりと安らぎが両立された状態というか。

心が穏やかになるには、色々な人や力を借りたと思う。

・仲の良い人たち
→外に出られる精神状態になってからは、人と話すたびに明るさをお裾分けしてもらえた感覚

・自然
→都内の庭園は足繁く通い、ただただぼーっとした。秩父のひとり旅もかなり心によかった

・深夜ラジオ
→眠れない夜もひとりじゃない。本当にそう思えた。

おかげで少しずつ気持ちが整理され、自分の気持ちとの付き合い方がわかってきたような気がする。前よりは。

そして、個人の仕事もありがたいことに色々相談いただくことが増えてきたので
8月、9月ぐらいから「そろそろ会社を辞めても良さそうだ」と思えてきた。
うまくいかないかもしれないけど、前みたいなマイナスな気持ちというより、ポジティブな意味で退職を選択しようとする自分がいた。

そして、もしうまく行かないとしても「うまく行かないということが分かった」という経験ができるから…良いや!と思えるようになった。

年内を最終出社日に、退職する予定で色々地固めをしている。


まだスタート地点ではあるけど、
これまでの決断に一種の満足感もある。

あの時転職活動を続けなくてよかった。
へとへとになりながらも、「転職しない」決断をした自分に感謝したい。

さて、年末まで意外と時間がないぞ。
コツコツ進もう。

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