#3 デザイン思考を
以前、デザイン思考について書いてみました。
今回は、日本の大企業でどんな場面で活かせるかを僕の会社の場合で、考えてみました。
すべての大企業がということではないですが、
「まずは、やってみる」ということに
抵抗感を示される会社なのです。
(特に、対経営層に対して)
大企業のよくある課題で
以下のような3つのことがでてくると思います。
・リスクを許容される文化ではない
→ 多少、曖昧なままでは動かせない
報告ばかりを求められ、結論を急がされる
・ユーザーから得た「声」「データ」よりもお偉いさんの好みが優先される
→ 忖度。。。
・上司は「同志」ではなく、ただの承認者
→ 共にチャレンジしようという人は少ない
とはいえ、組織や文化のせいにしてては、
自分の成長もありませんし、ただの言い訳になってしまいます。
一つ一つの業務で、徹底したユーザーの理解など、小さいところで、適用していくのもありますが、
僕は、
デザイン思考という「言葉」自体をツールとして捉えて、大企業の社内の風土を変える一歩にできるのではないと思います。
方法ではなく、「構え」「姿勢」「考え方」ということで、通常のジョブの中でも、「デザイン思考」を取り入れて実行してます。としてます。
この時に意識しているのは、
とにかく、スピードと現場の声を企画や報告に入れて、ユーザーの声を元に、早く改善の打ち手を繰り返すこと。
「速さ」と「生」がいつもとは違うと上司に刷り込むことです。
そうすると、上層部も、進み方が違うと感じ始めました。
あえて、通常のジョブと差をつけるということもありました。。。
構えた提案や企画を持っていくと、
大企業はすぐ組織横断型のプロジェクトといった組織論になってしまう。
うちの場合は、プロジェクト発令なども時間がかかります。
そんなこと待ってられないので、
小さいところからコツコツと。
と、当たり前のことにはなりますが、
結局、これが一番なのかなと。
想いを抱いてくれた上司やメンバーを巻き込んで
その人に少しでも火をつけ、そんな人を増やす。
上司に気に入られる企画にするということではなく、自分の信じる企画は変えずにどうスポンサーをつくるかです。
あたり前のことになってしまいましたが、
こんなこと思いました。
例え、万人が良いとか、上司が共感するような企画は実施しても面白くない、ダイナミックさが欠けてしまうリスクがあります。
かつ、
結果が出ないと、だたの面白そうなことは考える人に成り下がるので、ビジネスマンである以上、結果への執着、ここは、絶えず意識をする必要はもちろんあります。
上司に気に入られる力も必要ですが、政治力ばかりがついて、肝心な自分の中身がカラッポなことにはならないように自分への戒めを込めて。
マーケティングを生業としているサラリーマンの日々の備忘録です。 たまに、ダウンタウンも。