原因療法@心理学⑭(外の世界は自分を映す鏡)
こんにちは。
西新の歯医者 松尾です。
今日は怒りをどう 解放 するかの話です。
以下引用
さて、怒りには2種類あるというお話をしました。
では、いよいよその怒りを解放するための気づきです。
■一つ目の怒り
1番目の純粋な怒りに対しては
【許し】になります。
そう。許す。
私達は様々なジャッジを心の中に決めて賢く生きています。
*過去ブログ
何が正しくて、何がいけないのか?
何が怒られて、何が怒られないのか?
そんな事をずっと感じて生きています。
しかし、出来事によって、
心の中に怒りというネガティブが発生した時
その状態で毎日毎日苦しい日々が続いた時
いよいよ選択する日がやってきます。
それは 許す という事です。
あの人は絶対許さない。
このような感覚で怒りを抱きます。
しかし、怒りはネガティブなのでやがて、苦しい日々がやってきます。
眠れない日が来ます。
食欲もなくなります。
いずれにしてもネガティブによって引き起こす症状が現れます。
許す。
許す。
許す。
まあ許してやるよ。
あの時は仕方がなかったんだな。
こちらも悪かったよ。
今は感謝しているよ。
許す
許す
許す。
この許すという気づきが起きた時に怒りは消えてなくなります。
■二つ目の怒り
ガードの怒りというのはその怒りの奥にあるネガティブ
無価値や寂しさ、悲しさ
などを見る必要性があります。
ガードの怒りの場合は怒りは対応する必要性ありません。
その奥のネガティブにのみ取り組みます。
奥のネガティブが消えた場合その怒りすらも消えていくという仕組みです。
今までのブログの中で無価値や寂しさへの取り組みを再度読み直してみて下さい。
*過去ブログ
■外の世界は自分を映し出す【鏡】であり、【先生】である
【自分の心の中を、外の世界に映し出している】
ということを心理学では【投影】といいます。
そして【投影】する感情は、向き合うのが嫌なものが多いです。
向き合った時、認めたくないものを【抵抗】と言います。
たとえるなら
・自分=プロジェクター
・他人=スクリーン
一つ目の怒りでの
「許す」は難しいと感じる方が多いかもしれません。
そこで視点を変えてみることを一つご紹介します。
たとえば身近な
・上司
・同僚
・お客
・家族
・友人
など
から、待ち合わせに遅刻されたり、失礼なことを言われたり、意地悪されたり、傷つけられたり、理不尽な事をされたとします。
怒りがわいてきたとしますね。
実は
彼らの言動は「自分の中にも存在する」ことなのです。
「わたしがそんなひどい事するわけない!」
と思われるかもしれません。
(これを【抵抗】=認めたくない感情といいます)
しかし、そういった言動は、
たとえば
・無意識
・子供の頃
・心の中
・想像の世界
・怒りの強い抑圧(我慢)状態
では、自分も同じようなことを他人に対し思ったり、したことがあるかもしれません。
①「絶対に遅刻はしない」
という方も、たとえば職場でそうしなくても、近しい家族や友人に対しては
しているかもしれません。
②「誰かに意地悪する想像したことあるけど、実際にはしてない」
という方は行動にうつさずとも「想像する」だけでも、そういった要素が、
自分の内側にあることを確認できます。
③「他人を傷つけようなんて、考えたこともない」
と思った方は、【無意識】に【怒りを我慢】しているだけかもしれません。
(怒るのはみっともない、というようなガムテープによる思い込みがある方など)
*過去ブログ
怒りを感じた時点で、自分の内側に似た様なものがある場合が多いです。
だから
外の世界は自分の心を映す【鏡】であり、
自分の感情に気づかせてくれる【先生】なのです。
【同族(属)嫌悪(どうぞくけんお)】
=自分とどこか似ている他人を不快に思う
【人の振りみて、我が振り直せ】
=他人の行動を見て、良いところは見習い、悪いところは改めよ
などの言葉は、そういったことから来ていると思います。
「怒り」を感じた瞬間、自分の内側にあるものと繋がるのです。
「怒り」に限らずネガティブを発生させる出来事は
*内観(ないかん)のチャンスです。
=自分の内側を観る
=洗練された自分を知る
=自分が望まないことをたくさん体験して、自分が望むことを知る
=自分を*俯瞰(ふかん)する
*俯瞰(ふかん)
・広い視野で物事(自分)を見る
・客観的に物事(自分)の全体像をとらえる
そして、内観(ないかん)することで「許す」へと繋がると思います。
相手を「許す」ことはすなわち、自分をも「許す」ことになるのではないでしょうか。
周りの人たちが暗い顔ばかりしてるなと感じるなら、
自分が明るく、笑顔でいることです。
友人が意地悪と感じるのなら、
自分の優しさに向き合うタイミングかもしれません。
パートナーから愛されていないと感じるのなら、
もっと自分を愛しなさい
ということです。
つづきます。
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