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20240410 これも再現性問題?

 研究の再現性問題は「追試などして同じ結果を再現できるか」という問題だと思います。それとは全然違うのですが,故障やトラブルなどが発生して修理を依頼したいのに,いざ修理を依頼する段階になると故障が再現してくれず,結局修理できないという意味での再現性の問題を経験したことある人は結構いるのではないでしょうか?

 私は基本的には腕時計をつけるのが苦手なのでほぼつけておりませんが,時計のない教室や時計はあるけどプロジェクタのスクリーンで隠れてしまうような教室で授業をするときは腕時計をしなくてはなりません。
 で,昨年度の後期の授業期間が終わってしばらくして腕時計をみると…停まっている。・゜・(つД`)・゜・。ソーラー電波時計なので電池交換も不要のはずなのに…。
 まあでも私が腕時計を置く場所は窓から離れた場所で,そのため陽の光をあまり浴びなかったからソーラー発電ができなかっただけで,しばらく明るい所においておけばよいかも…と思って窓側の直射日光が差し込むところにおいてみたのですが…1日たっても1週間たっても1か月だっても動く気配はありませんでした。

 それでもう嫌気がさしてそのまま窓側の床に放置したまま春休みを過ごし,そろそろ修理をしないとと思い立ったのが4月に入っての昨日でした。CASIOのオシアナスという時計なので大阪のG-SHOCK STORE OSAKAに持ち込めば当日お渡し可能な修理サービスを受けられるます。そのため予定を合わせて昨日大阪に向かおうと窓側の床から腕時計を拾って腕につけてみると…2か月近くうんともすんとも言わなかった時計が動いている…!
 んでも時間が全然違ったので検索してみると「右下のボタンを押し続けたら電波を強制受信して時計合わせをしてくれる」とのことで期待して押してみても,秒針が1,2回転するだけで停まって正規の時間になりません。
 それでは…と思い竜頭を引いてくるくる回すと針が動いて手動で時間合わせ自体はできたのですが,日にちの表示が全然合いません。「これを今日の日付に合わせるためには手動で無限にまわす必要があるのか…」と思って絶望した気分になり,「おそらく故障はしているだろうからやはりお店に持っていこう」と決心して阪急電車に乗り込みました。
 で,阪急電車で大阪に向かいながら時計の説明書をダウンロードして読んでみると「Bluetoothで時間合わせができる」という機能があり,アプリをダウンロードしてマイウォッチを登録してBluetooth接続したら…ぐるぐる時針が廻り日付もまわりものの30秒ほどで正規の時刻を示すようになりました…。
 何故…何故昨日のうちに…いや今日でも阪急に乗る前にこれが起きてくれなかったのか…と嘆いても遅いので結局一度梅田で降りて少しぶらぶらしましたが,別に用もないのでそのまま戻ってまいりました…往復1000弱の無意味な移動。・゜・(つД`)・゜・。

 そして1日たって本日の3コマの授業を腕時計と過ごし今帰宅時刻になっていてもまだ正しい時刻を示しているので,「腕時計も後期授業が終わってバカンスを過ごしていたけど新年度になって前期授業が始まったからやる気出してきた」と思おうかと。

 ということで自分にとって印象深かったので長々と書きましたがきっと読んだ誰も「だからどうしたの?」と面白く思ってもらえないのは分かっておりますがアップさせていただきます。
 ちなみに,「ないだろうなあ」と思ってこの時計のシリーズの名前のオシアナスで検索すると論文がヒットしました。
 
【書誌情報】
日経BP 2011 解説1:ANTかBluetooth LEか 動きだす超省電力無線:コイン電池で2年間駆動する無線機器を実現へ. 日経エレクトロニクス, 1051, 73 – 82.

 この記事をざっと読むと「腕時計にBluetoothを載せているからやはり電気は一杯食うからソーラー発電だけじゃ足りなくなる可能性が高く,頻繁に外に持ち出して日に当てないと同じようなトラブルが再度起きる可能性が高そうだなあと反省しました。

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