見出し画像

20240505 県内の仲の良い県悪い県

 福岡市の博多駅の駅ビルのJR博多シティのTwitter(現X)で、牧のうどんの写真を見せて「福岡県民ならこの写真だけでどこのうどんか分かる説」とつぶやいたら、北九州の人などより「福岡市近辺だけの店のくせに」とか「知らね~」「資さんのほうがおいしい」などのつっこみが入ってプチ炎上状態だったことを知りました。

 また、青森でスマホスタンドに関するいろいろな反応から、津軽と南部の仲が悪いことを知りました。

 そう思えば「一体感があり仲の良い県」と「対立関係が激しく仲の悪い県」のそれぞれベスト10はどこになるのかなあと。県民の一致団結度として「県民凝集性」とかの指標を提唱して比較してみたいな~。

【書誌情報】
前田正治・大江美佐里・鈴木友理子 2018 福島原発災害による心理社会的影響と現在の課題. 保健医療科学, 67(1), 50 – 58.

 ちなみに「県民凝集性」というものはありませんでしたが、コミュニティの凝集性については上の論文で検討されていました。
 あ、でもそう考えると「自分の住んでいる地域への凝集性や所属感」と「自分の住んでいる都道府県への凝集性や所属感」を分けて測定して、前者は高いのに後者は低いところが「仲の悪い県」といえるかもしれないなあと。これはネット調査するとすぐにできそうだし測定すること自体が面白そうなのでどなたか一緒に研究してくれないかなあと。

 福岡の場合、福岡市と北九州市はどちらも政令指定都市なので、福岡市だけに注目が行くのをみて忸怩たる思いになるのはわかる気がします。
 兵庫の場合、ヒョーゴスラビアなんて言葉が2013年8月ころから出てきたようで、摂津、丹波、但馬、播磨、淡路の旧5国からなる多様な文化が集まる県という認識が高まっていますが、昔はあまりそんな感覚なかったような気がします。
 なんというか、あまりライバル関係や反目する感覚はなく、神戸市が別格に有名で、姫路の人は少しライバル感あったかもしれませんが「俺らには城があるし」みたいな感じで比較とかする意識はなかったように思えます。「神戸県って間違えずに兵庫県っていってくれてありがとうね」といった感覚があったような気がして、同じ港町で横浜の知名度が高い神奈川県なども似たような感覚なのではと思ったりします。
 それが、最近神戸市の元気さが減少してきて、西宮が西宮のおばさんで有名になったり(笑)、明石海峡大橋の開通ではなく通行料値下げで淡路島の魅力がアップしたなどで神戸市以外の地域への注目が増したことで、兵庫のバラバラ感が増した可能性はあるかもと。
 しかし、県の南北でもさほど仲は悪くないように思えて、兵庫県を神戸市で例えると

摂津:東灘区・灘区・中央区・兵庫区
丹波:北区の有馬温泉周辺
播磨:長田区・須磨区・垂水区
但馬:北区の有馬温泉以外
淡路:西区

と考えたら、北区が他の神戸の区と仲が悪いかといえばそうでもないので、但馬や丹波と摂津が仲の悪いイメージもないなあと。って、上の「兵庫県を神戸市で例える」にどの程度同意してもらえるかは不明ですが。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?