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見覚えのある人生をつくりたい。


去年書いたnoteの中でビューとスキが特に多かった記事。

この中でSEKAI NO OWARI のFukase のツイートに触れた。


「俺の出来ることをやることが、俺のやりたかった事なんだ」

わたしが1200文字かけて書いてうまく伝えられないことを
Fukaseは26文字でさらりと表現できる。
出来るというのは、つまりはそういうことなのだろう。

私がnoteで1200文字かけてぐずぐず書いている内容をズバリと1ツイートで表現するFukase。人に伝えられる言葉を持つ人への憧憬。


一方noteで一番有名になった人である、エッセイストの岸田奈美さん。
彼女のプロフィールが面白い。

100文字で済むことを2000文字で書く作家。

何かを表現するときに核心を突く短い言葉でズバリと表現するFukaseと過剰なほど言葉を積み重ねていく岸田奈美。

それはどちらがいい、悪いではなく表現のスタイルということだ。




仕事も生き方もスタイルがある。

仕事も生き方もスマートなスタイルがカッコよくでコスパもタイパもよさそうだ。実際に今の若い人たちはスマートさにこだわり、無駄や過剰さを嫌う傾向があると一緒に仕事をしていてもよく感じる。

スマートに仕事ができて結果が出せれば確かにカッコいい。
でも私はそんなにスマートに仕事はできないし、スマートに生きられないから、過剰と言われようがなんと言われようが、コツコツ泥臭く生きるスタイルを貫いている。

どちらがいい、という話ではなくてそれは生き方のスタイルだ。
私のような凡人には、コツコツ泥臭いスタイルを強くお勧めしたい。

コツコツ泥臭くは、特別な才能はいらない。
時間さえあれば何かが少しずつ積み重なっていく。
そして時間はすべての人間に与えられている。
少なくとも才能よりは。

特別な才能が無くても、コツコツ泥臭く15年、20年と続けているとそれなりの形になってくる。仕事も生き方も。

さらに何十年か先に人生を振り返ったとき、それが泥臭くて不格好な人生でも、誰かのものとよく区別がつかない形ではなく、私がたしかにコツコツ積み上げたと言い切れる、見覚えのある形にしたいと、私は思う。


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