原作未読のため、映画で初めて見るキャラクター羌瘣（きょう かい）。予告編にも出ていて印象的でしたが、このところの裏切り者ブーム？で、この人敵か味方かとドキドキしながら見ていました（味方でした）

彼女の戦闘能力がずば抜けていて、仲間も敵も圧倒。舞い踊るように戦う所は戦場なのに美しいとさえ思ってしまいました。彼女は、千年も続くと言われている伝説の暗殺集団 蚩尤(しゆう)の末裔。その集団は女のみで成り立っていて、生まれた時から戦い方を覚えるという。まるでワンダーウーマンが生まれ育った“女性だけの島”セミスキラのよう。

絶望と悲しみの目をしていた羌瘣。信と戦うことで少しだけ人間らしさに目覚めていきます。漂（ひょう）との約束の天下の大将軍になる！といった信と違い、象姉(しょうねえ)を殺した仇をこの手で討取ったら、彼女の後を追うという。この場面のやりきれなさ。

凛とした美しさと、底知れない強さを兼ね備えている羌瘣の今後から目が離せません。と言いつつ、ラスト離れてしまったけど原作だとどうなるのだろう。原作を読もうかどうか迷い中です。

カバー画像：公式Twitter画像より