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【読書感想】最近読んだ技術書について

はじめに

最近読んだ技術書についてアウトプットしていきたいと思います。
本にあった情報をただ書くだけでなく、開発でどのように活かせそうか、今後どのようなことを勉強していくかなどを書いていきたいと思います。

「最強のエンジニアになるための話し方の教科書」(出版社:マネジメント社)について

開発をするためのスキルとして、コードを書いたり、仕様を考える勉強などをすることがあっても、あまり「話し方」について勉強する事はありませんでした。
ただ開発をスムーズに進めることにおいて、合意を得たり、情報を正確に伝えるためにコミュニケーション力は重要になってきます。
仕事をする上でのコミュニケーション力を鍛えることで、よりエンジニアとしての価値を上げることができます。
この本では、エンジニアはどのような話をすればいいかを体験談とともに書いてあります。

エンジニアの会話は「正しい意見を認めてもらうための会話」になることが多いと思います。このため、会話は相手との戦いであり、その時点ですでに相手と対立しています。
ここで重要になってくる概念が「ラポール」です。
ラポール(心の架け橋)は「出会って30秒で仲間のように話せるようになる」という概念です。相手を信頼して本音を話せる状態になってから、本題の内容を伝えることで、対立を防ぐことができ、より建設的なコミュニケーションを行うことができます。
あまり知らない人と話す場合、仲がいい状態から話すと「協力しよう」というようになりますが、そうじゃない場合は仕事や厄介ごとが増えると思い「関わりたくない」のようなネガティブな感情からスタートすることになります。
このように会話の前の関係が、会話の流れや結果に大きな影響を与えてきます。

初めて話す人との会話でも雑談を挟んでから本題を話す重要性についてより理解することができました。
今までの経験から、本題の前にちょっとした雑談は必要かなと思っていたのですが、本から情報・知識として改めて知ることでもっと考えてみようと思うようになりました。
どのような会話をすればいいか、会話を進めていけばいいか、本などを通してもう少し深堀りして今後に役立てていこうと思います。

「知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト」(出版社:翔泳社)から学んだこと

テストをする期間は、テスト時に出たバグに対応して修正を行います。どのような箇所でバグが起きているか調査して問題箇所の修正を行うのですが、そもそもどうしてそのようなバグを起こすコードを追加してしまったのかについて考えが不足していました。
そこで、どのような観点でテストを行っているか知ることで、機能を追加するときにバグの処理を追加しないようにできると考えています。
この本では具体的なテスト手法だったり、どのような観点でテストを行っているかについて書かれていました。
ただ題名には知識ゼロから学ぶソフトウェアテストとありましたが、この本に書いてあることを未経験者がイメージして理解するのはちょっとだけ難しいかなと思いました。(ただわかりやすいような言葉やコード・図を使って説明してあるので理解しやすい)

バグはどのようなソフトウェアにもあって、それを完全になくすことはできません。ここで重要になることが十分な品質を持つソフトウェア製品を世にだすということです。完璧なテストを行おうとすると、その分費用がかかり赤字になります。なので、効率的なテストを行い、妥当な評価を出すことが重要だと思います。
テストの手法についてはたくさんあり、以下のようなものがあります。

  • ホワイトボックステスト・・プログラムの論理構造が正しいかテストする

  • ブラックボックステスト・・外部から入力して結果の出力をテストする

  • 制御パステスト法・・実行経路をテストケースにする

  • 状態遷移テスト・・状態ごとの振る舞いをテストする

・・・
たくさんのテスト手法があり、これらを把握することで開発時にもバグが出にくいコードを書けると思いました。またQAの方がどのように考えているのか、少し理解が深まったので会話のやり取りや修正時の回答に反映できたら良いなと思います。
QAエンジニアでは無いですが、テストについて今後も理解を深めていきたいと思います。

おわりに

今回は、最近読んだ技術書を読んだ感想についてアウトプットしました。本を読むときは、内容の理解に加え、どのように今後活かしていけるかも考えていきたいと思います。

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