見出し画像

レユニオン島をご存知ですか?🇷🇪

"レユニオン島"とは、インド洋上にあり、マダガスカル島の東に位置するフランスの海外領土です。
フランス本土のパリから飛行機で約11時間の距離、フランス国と言えど、もはやアフリカですよね?と言いたくなるような場所にあります。
ビーチあり、火山ありの地形がハワイに似ているのでフランス人のリゾート地としても人気だそうです。

Googleマップのスクリーンショットですが、レユニオン島の位置を分かっていただけるかと思います。左に見える大きな島がマダガスカル島です。


ほとんどの日本人がその島の存在を知らないのではないか?と思うのですが、私がその島と深く関わることになった理由は、うちのパートナーが何を隠そうレユニオン島出身なのです。

パートナーの父親は子供の頃にフランス本土から家族で移住してきた純フランス人、母親は生まれも育ちもレユニオン島の"レユニオネーゼ" (7/8フランス系、1/8アフリカ系)だそうです。
レユニオン島はフランス系、アフリカ系、中東系、中華系の人種が住む多民族国家。
また島に住む人の多数は「クレオール」と呼ばれる混血人種であり、彼の母親の家系もクレオールということになります。

今回の記事では、自分がレユニオン島を訪れるまでの個人的な話と、レユニオン島での滞在場所(彼の実家)についてお話しさせていただきます。
観光、食文化についてはまた別の記事に記載します。

①レユニオン島を訪れるまでの経緯

私はパートナーとは留学先のシドニーで出会いましたが、その時初めてレユニオン島の存在を知りました。
彼が留学期間を終えてシドニーから帰国した後、私達は超遠距離恋愛をしていました。
当初はオーストラリアで再会するとか、私が日本に帰国した後日本で…という話になっていましたが、コロナの国境規制によりいずれも叶わず、比較的早く規制が解除されたフランス(レユニオン島)を私が訪れることになりました。

実はレユニオン島への入国はフランス本土よりも厳しく、配偶者でないとダメ、長期VISAを取得しないとダメという規制がありました。
4〜5ヶ月間ほど日本で働きながら、VISAの取得など試行錯誤しましたが、当時はまだPACS(フランスのパートナー制度)を結んでいなかったこともあり難しく、結局外国人旅行者向けに国境が開くのを待つしかありませんでした。

2021年7月、ワクチンを2回打ち終わった私はついに旅行者としてレユニオン島への入国を許されたのでした。

②レユニオン島までの道のり

レユニオン島への航路は成田→パリ(12時間)、パリで5時間待ちの後、パリ→レユニオン島(11時間)という計28時間の長旅でした。

成田→パリの飛行機が乱気流により(?)かなり揺れたせいで乗り物酔いをしてしまい、ボロボロの状態でパリのシャルル・ド・ゴール空港に降り立ちました。
空港内で5時間過ごす場所として考えていたのが、エールフランスのビジネスクラス用ラウンジ。
私はエコノミークラス利用者でしたが、50€(7000円弱)支払えばラウンジを利用可能という情報を事前に調べていました。
何より体調が悪かったこと、シャワーを浴びたかったので、躊躇なくラウンジを利用しました。

ラウンジは体調を整えるには絶好の場所でした。到着前の機内食も食べられていなかったので、ビュッフェ式の軽食で腹ごしらえをすることもできました。

ラウンジの受付の方に「英語で話してもいいですか?」と聞いたとき、「レユニオン島に行くのにフランス語喋れないの?」と嫌味を言われたことも良い思い出です。(笑)レユニオン島では英語なんか通じないぞ、という忠告ですね。

パリからレユニオン島へのフライト(エールフランス)での出来事。
担当のスチュワートの男性が「日本人?!珍しい!このフライトで日本人見たことないよ!」と遠方からの旅行者にテンション高めでした。
食事の際ペットボトルの水が付いてきたので「他の飲み物は要らない」と伝えたものの、「せっかくだからシャンパンでも飲みなよ🍾」と勝手にサーブされるという謎のサービスを受けました。(笑) 日系の航空会社だと有り得ないだろうなぁ😂海外のそういう緩さが結構好きです。

その後別のスチュアートの男性が来て、日本語で話しかけられました。彼は日本人の奥さんと東京で暮らしているとのことで、やはりレユニオン島行きのフライトに日本人がいることが珍しい!と言って嬉しそうでした。彼もなぜか到着時に1Lのペットボトルの水とチョコレートをプレゼントしてくれました。(水はありがたいけど重かった…笑)

非常に疲れる長旅でしたが、なんとかレユニオン島に降り立ち、パートナーと1年以上ぶりの再会を果たしたのでした。

③レユニオン島での滞在場所

レユニオン島では彼の実家に約1ヶ月間滞在させてもらいました。
実家は島の東側の少し小高い場所にあり、家から海に反射する朝日と夕日の絶景を見ることができました。しかも庭にプールあり、別棟ありのちょっとしたリゾートヴィラのような感じ…。
住むのに不便そうな場所ではありましたが、ご両親がこだわって建てたことが伺えるお家でした。

家から見える海と夕日。リゾート感満載です。

庭にはココナッツ、マンゴー、パッションフルーツ、バナナの木が…。到着してすぐにココナッツを2つに割ってココナッツウォーターを飲ませてくれ、トロピカルアイランドに来たー!という実感が湧きました。(笑)

家の庭のココナッツの木🥥
私はパートナーと共に別棟に滞在していました。普段はAir BNBを利用して人に貸したり、大人数でパーティーをするときに使ったりするそうです。

家では4匹の犬たちとイグアナ2匹を飼っています。(笑) イグアナなんて動物園以外で見るのは初めてでしたが、お父さんとパートナーお手製の檻の中でゆったりと暮らしておられました。
近寄るとしっぽでテイッとやられるから近づくなと言われました。(笑)

オレンジ色と緑色(左下)のイグアナカップル。名前はバルサザとオーギュスティーヌw

一見、この家族は島のお金持ちなのか?と思いましたが、彼らの暮らしは意外と質素で好感が持てます。
例えば、家族全員穴の空いたTシャツを気にせずに着ていたり…😂(洗濯機の威力が日本のものより強力なので、衣類が傷みやすいのも原因と思われる)
食べ物は絶対に無駄にせず、どうしても食べきれないものは犬やイグアナにあげたりします。(笑)
動物と共生しているエコな人達という印象が強かったです。

大きめの番犬が3匹(泥棒対策に飼い始めたそうです)
かわいい担当のチワワ(結構あざとい性格)

自宅から車で5〜6分の距離にサバンナがあります。サバンナと言ってもアフリカのような野生動物はいませんが、近所の人達のトレッキングスポット、飼い犬の運動場所として使われているそうです。
週1回ご両親と4匹の犬達はサバンナで5kmほど歩いたり走ったりしているとのことで、私も一度参加させてもらいました。

日の出前の早朝に出発します。途中サバンナから見える朝日。
お母さんお気に入りの木(休憩場所)
朝食には買ってきたクロワッサンや持参したパイナップルを食べました。

サバンナでのトレッキングはレユニオン島滞在中で一番楽しかったアクティビティでした。
普段あまり運動は好きではないのですが、何より景色が美しくて疲れを忘れてしまうほどでした。

レユニオン島ではトレイルランニングの有名な大会があるそうで、毎年世界中から参加者が集まるそうです。彼のお母さんは大会での優勝経験もあるとか…。

今回はレユニオン島と私の個人的なエピソードを中心にお話させていただきました。
次回執筆予定の観光、食文化編に続きます。

日本から大変遠いので、皆様が訪れる機会はそう無いかと思いますが、そんな島があるんだなぁと思いながら読んでいただけると嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました😊

この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

夏の思い出

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?