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特別支援教育コンテンツⅠー1

増田・松浦の共著「通級による指導担当の仕事術100」の「あとがき」でも少し触れましたが、子どもは、周囲の環境との相互作用の中で発達していきます。そして、その周囲の環境には、教師を含めた支援者も含まれます。

子どもへ向けた1つ1つのことば、子どもへ見せた1つ1つの表情や態度、そして周囲の大人による物事の捉え方など含めて、すべてがその子にとっての環境です。

もし、あなたが支援者だったら、目の前にいる子どもにとって、どのような環境でありたいと考えますか?

いろいろな考え方があり、どのようにすればよい環境といえるのか、絶対的な答えがあるわけではありません。

できることは、こんな捉え方もあるんだな、こんな接し方もあるんだな、という、これまでの自分自身になかった捉え方や接し方を知り、目の前の子どもに合わせて使えることを増やしていくことなのだろうと思います。

動画の中に、視聴してくださっている方になかった捉え方や接し方があればうれしく思います。

1 教師という学習環境

教師を含めた支援者の環境としての役割もいろいろです。ときに、その立場だからこそ、または、出会った一人の大人として、盾や橋のような役割を担う必要が生じることもあるのでは、と思います。

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