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語る行為は、相手との関係によって生まれる。 社会言語学者Labov (1972)は、幼児の語る過去経験の物語には2つの機能的側面があるという。 1つは、参照的機能。経験の時間的順序に則ったもの。例えば、いつ、どこで、だれが、何を、など。語る相手と日常経験を共有する機会が少ない場合、語られる内容には、活動や叙述が多く、感情表現は少なくなるという。 もう1つは、評価的機能。報告されるエピソードの評価や重要性を伝えるもの。例えば、どのような気持ち、どのような考え、