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フリーランスのON/OFFの切り替え方

自分の6年間のキャリアを振り返ってみると、ただひたすら仕事に勤しむ毎日だったように思える。

そこまで仕事が好きなわけでもないのに「生活をするため」に残業をし、そこまで人が好きなわけでもないのに「付き合いのため」に飲み会に参加していた。

フリーランスになって1年が経ち、そういった会社員としての義務的な毎日がいかに合わなかったかを改めて実感するようになった。今は土日を含めた週休3日制(もちろん忙しいときは毎日稼働している週もあるが)、飲み会も気が向いたときだけというメリハリのある生活をしており、実にストレスフリーだ。

会社員時代の癖で土日にメール、Messenger、Slack、Chatworkの対応をしてしまうときもあるが、基本的にはしっかり休めている実感はあるので、あまり苦ではない。

なぜON/OFFの切り替えが大事なのか?

フリーランスは文字通り個人事業主であるため、常に身一つでプロフェッショナルな仕事をしていかないといけない。休むときはしっかり休む努力をしないと、仕事に対するパフォーマンス力が低下し、クライアントにも迷惑をかけることになってしまう。

自分の場合、働きすぎると目の前が真っ白になってプライベートの質すらも悪化する傾向があるのはこの6年で十分に理解したので、この1年は今までの倍以上は休んできたつもりである。

ただ、今は自宅の仕事環境やガジェットもだいぶ良くなったため、いい意味でも悪い意味でも「いつでも仕事ができる」ようになってしまった。

だからこそ、ON/OFFの切り替え方が重要なのだ。

どうやって切り替えをするのか?

大前提、僕は仕事があまり好きではない。

否、今の仕事はすごく好きなのだが、前述の通りプライベートに影響の出る働き方がすごく嫌いである。

そんな僕の肝心なON/OFFの切り替え方についてだが、プライベートに予定を無理やりねじ込むこと定期的に旅に出ることデュアルライフで出社とリモートを半々にすることの3点を特に重要視することで解決している。


1.プライベートに予定を無理やりねじ込む

基本的にはGoogleカレンダーで自分の休日のスケジュールを管理しているのだが、土日と平日の仕事終わりに、「ベルーナドームで野球観戦」「奥秩父にドライブ」「渋谷でお笑い」「カフェで読書」「家で映画鑑賞」「友人と新宿で飲み」などと、予定を強引に入れるようにしている。

そうすることで、「この予定がある周辺の時間帯は絶対に仕事をしない!」という強固な意志が働くため、PCを開く習慣が消え去る。(もちろん、制作物を納期に間に合わせている前提の動きになるが)

2.定期的に旅に出る

会社員時代も働いてる時間以外はほとんど旅に出ていたが、今年は週休3日制にすることで旅の頻度も今まで以上に上がった。

<2022年の旅履歴>
1月:山梨(富士吉田・河口湖)
2月:北海道(札幌・定山渓温泉)
5月:東京(高尾山・奥多摩)
6月:北海道(網走・知床)
7月:大阪(大阪)、兵庫(神戸)、福岡(博多・大牟田)、熊本(天草)、沖縄(那覇・コザ・座間味島)
9月:北海道(札幌・小樽)
10月:京都 ※予定

コロナ禍で飛行機に乗れなかったことが自分の中で結構なストレスになっており、今年は北海道、九州、沖縄と飛行機に乗った旅に数回ほど行ってきた。特に沖縄では人生初の本気ワーケーションにも挑戦し、実際にパフォーマンス力も維持することができた。

今も秩父という自然豊かな街で暮らしているため、日々QOLが上がっている実感は得られるのだが、やはり定期的な非日常体験は欠かせない。

3.デュアルライフで出社とリモートを半々にする

先日、デュアルライフについての記事を書かせていただいたが、実はここ2ヶ月に関してはこの生活の仕方が大変性に合っており、この方法がON/OFFのメリハリが一番ついていると感じている。

9月も引き続き水木(もしくは火水)のみ東京に出てクライアント先に出社している状況なのだが、一人で働くよりも同僚とコミュニケーションをとりながら働いているときのほうが圧倒的に仕事の質が上がっている実感が得られる。僕は「音」に敏感な性質(HSP)を持っているため、意外と音楽や雑音があった方がアイデアが浮かぶタイプなのだ。

何のためのフリーランスなのかを考えよう

少なくとも僕は会社員時代よりも今の方が自由に楽しく働けるようになった感覚があるため、同じフリーランスで根を詰めているような方があればぜひとも本記事を参考にしてもらいたい。

身一つで作業しているのだから、自分を守れるのも自分だけなのだ。

僕自身の過去の経験から、「仕事が楽しいから多少自分を犠牲にしてもいい」という考えはあまり推奨できない。

せっかくフリーランスという働き方を選んだのだから、ON/OFFをしっかり切り替えられる生活を目指してみるのも選択肢の一つだろう。

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