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UXグロース提供企業の成長戦略担当としてこれまでしてきたこと(その1)

今の会社に転職してから、6ヶ月目に入りました。最初はとにかく目の前にある課題に取り組むことに精一杯だったのですが、7月に入ってからようやくこれまでの振り返りと、今後やるべきことを整理する時間を持てるようになりました(一瞬だけかもしれませんが・・・)。
一時はスケジュールがずっと埋まっていて自分の作業はいつすればいいんだ・・・みたいな感じったので、体力というよりも精神的にしんどかったですね。

・・・ということで、今回から数回にわたって、今の会社に入社してから私が取り組んできたことをご紹介したいと思います。
(ちなみに私が在籍している会社はこちらのリンクからご確認ください)


既存サービスの整理

私が今の会社に参加することを決めた際に、最初に経営陣から与えられたミッションというのは、「顧客のニーズに応えられて、反復可能なサービスを設計してください」ということでした。

私が在籍している会社は、昨年までは大きく分けて以下の2つの事業を展開していました。

① UXデザインコンサルティング:
お客様の既存サービスのUX改善や、新しいサービスで提供すべきUXを、顧客の観察や分析を元にして提案を行う。主な対象はスクリーン領域(WEBやアプリ)などだが、IoTなど、その他のデジタル領域が絡んだご提言をすることもある。

② SaaSソフトウェア事業:
USERGRAMというデジタルタッチポイント上(WEBとアプリ)でのユーザーの動きを可視化して、様々な分析を行うことが可能となるシステム。お客様はUSERGRAMを利用することで、ユーザーが離脱するポイントや、サイト上の意図などを分析/推測することが可能であり、デジタル体験を向上させるための施策の”タネ"を得ることが出来る。

ちなみに②に関しては結構説明が難しいので、あまりこの業界に詳しくないIT経験者には、「BIツールやTableauのようなものですよ」と説明しています。ちなみにWEBサービスを運営されているお客様にご案内すると「Google Analysticsは競合ですか?」と聞かれることが多いのですが、設計思想がかなり異なるので、補完的な位置付けになるとお答えしています(Google Analysticsを導入していないWEBサイトはほぼないという実態もあります)。

そこにある「お客様の課題」

上記の2つは現在の事業の柱と言っていい存在で、特に②のUSERGRAMに関しては事業の柱とすべく注力をしています。おかげさまで主に営業チームの頑張りもあり、累計では数百社に上るお客様に導入をいただけるだけのサービスになりました。

しかし、残念ながらこれまでのところお客様が十分に使いこなせずに最終的に解約となってしまうということが発生しています。解約が発生するということは、少なくともお客様の中で十分に利用がなされていないということであり、言い換えれば価値を十分に提供できていない(少なくとも対価をお支払い続けたいと考えるほどには)ということです。

この状況で私がまずなすべきこととして考えたのは、結局のところ「お客様は何を求めておられて」「どのような課題に対してUSERGRAMを使いたいと考えていて」「なぜそれが実現できていないのか」を明確に理解することでした(続く)。








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