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君のクイズ 小川哲

生放送のTV番組『Q-1グランプリ』決勝戦に出場したクイズプレーヤーの三島玲央は、対戦相手・本庄絆が、まだ一文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たすという不可解な事態をいぶかしむ。いったい彼はなぜ、正答できたのか? 真相を解明しようと彼について調べ、決勝戦を1問ずつ振り返る三島はやがて、自らの記憶も掘り起こしていくことになり――。
読めば、クイズプレーヤーの思考と世界がまるごと体験できる。人生のある瞬間が鮮やかによみがえる。そして読後、あなたの「知る」は更新される!

あらすじより

面白かった!
クイズプレイヤーがボタンを押したあと、どうやって正解まで考えているのか頭の中がよくわかった。続きが気になって最後まで一気読み。ラストは今どきで納得のいく終わり方でした。内容も結末も現代を感じる一冊でした。

「クイズとは人生である」

本文より

作中にこの言葉、参考文献が伊沢拓司さんの本だったので、伊沢拓司さんの言葉なのかなと思って読了後にググってみました。そしたら

「伊沢拓司、人生はクイズではない」

という検索結果が1番上に出てきて笑ってしまいました。今度伊沢さんの本も読んでみたいな。

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