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次はまたデカい展開がやってくる、嵐の前の静けさの予感

突然ですがこの記事を読んでいる方に質問です。

あなたが恋愛経験に乏しい学生という前提で、片思い中の好きな相手へ告白する段階まで少し進んだなと感じる日常の出来事は何ですか?


僕は「放課後の部活や帰りにちょっとした会話や挨拶ができたとき」です。

異性と付き合うということに対してあまりに無知がすぎた結果、「今日も会話ができた。前よりも仲良くなれたはず。」という親密度のパラメーターが毎回上がっているものと思い込んでいました。

今回は週刊少年ジャンプ2021年40号掲載の『アオのハコ』19話「荷物お運びします」で、大喜もきっと同じように思っているはずという話です。

・感想や次回以降の考察

学生の恋愛描写が中心ではあるものの部活動の描写もオマケ程度ではなくて、しっかりと大喜自身の成長や次の恋愛への描写へと繋げるものとして描かれているように感じます。

そして読んでいくうちに、恋愛以上に部活もシリアスさが増してきて面白いですね。

さて恋愛に戻ると、千夏先輩もお互いの試合日程を知っていたことがわかると、こういう些細なことからポジティブに考えてしまう大喜に共感しかありません。

場面は変わって部活帰り、前を歩く千夏先輩を見かけ荷物が重そうなので手伝おうとするも色々と考えが巡ってしまうが、そこは勢いが大事だよねと思ったのか声をかける。

しかし千夏先輩は以前のことを覚えていたため気を取り直してテイク2、帰りに偶然会って荷物運びする後輩ムーブをきめる、テイク2は笑っちゃいましたね。

それに対して千夏先輩の「なにそれ」がポロッと言った感じで笑顔を強調するように吹き出しで囲っていなくて、それが実写映像のマイクが離れたところから撮る環境音としてのセリフ(学生が友達とはしゃぎながら帰ってるときのソレ)っぽい演出に感じられて好きなんですよね。言葉でなんと表現すれば良いか、すごく伝わりづらいですが。

大喜がよく行く神社へ2人で、そして千夏先輩の祈る横顔を見つつ「下心はなし。お互いインターハイへ行けますように。」と勝利祈願、千夏先輩の美しい顔をよく拝めた回でした。

内容こそ落ち着いた雰囲気でしたが少しピリっとする演出も入っていたので、次回からまた何かしら大きく動いていくのではないかとそんな予感がします。

展開が濃くて、そろそろ連載1周年分くらい読んでいるような感覚がしております。



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