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普通が贅沢になってしまった世の中


今もキャラ作りのトライ&エラーを繰り返しています。
魅力的なキャラを生み出すというのは、本当に難しいです。

さて、ドラゴンボールは80年代の作品ですが、この頃の作品はとにかく上へ上へと高みに達することが行動原理になっている主人公の作品が多かった印象です。たとえば、キャプテン翼ならばサッカーが上手くなりたい、ライバルたちに勝ちたいっていうのが行動原理になっています。

時代的な背景を見ても、バブル期に向けて右肩上がりの経済成長をしていた時期です。ひたすら上昇していくだろうと多くの人たちが思っていたでしょうし、幼少期の私もそんな感覚だったのを覚えています。


しかし時代は移り変わっていきます。



バブル崩壊後と言えども、90年代、そして2000年代前半くらいまでは、まだここから立て直せるという空気感はあったと思います。

しかし気付けば、失い続けて30年…


止まらない少子高齢化、物価上昇や増税で国民は困窮化しています。
子供たちもこんな世の中に希望が持てず、2022年の自殺者数は過去最多。
引きこもりの人数は146万人。

無残!悲惨!


「贅沢は望まない、普通でいい」
だが、その普通が贅沢になってしまったのが、現在の日本です。

「女とイチャイチャしたい」ってのは、いつの時代も変わらない、普遍的な願望でしょうが、「パンにジャム塗って食べたい」なんて以前なら誰が共感するんだよってなりますよね。

でも今はそれに共感できちゃう人は多いのかもしれません。

「いい家に住んで、いい車に乗って…」
別にそんなものは望んでいない。

飢えない程度に食べることができて、たまにデザートが食べられて、月に数回はファミレスや回転寿司に行けたら嬉しい…
そんな程度でいい。
そんな普通な生活を送りたい。


あるいは、別の視点から見ると、震災の被害に遭われた方や、その様子をテレビ越しに見ている方たちは、普通の生活のありがたさというのを、しみじみと感じるかもしれません。

穏やかで普通の生活を送れる世の中になってほしいです。



最後に、上のマンガのドラゴンボールのキャラがあまりにも手抜きなので、練習も兼ねて、改めてブルマを描きました。

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