あまりに便利すぎると……
プログラミングなどの勉強をしていると特に思うことなのですが、こういうプログラミング言語の扱いって場合によってはかなり難しいですよね。
誤字脱字があるとプログラムが動かないし、人間の視点からすればほんの少しのズレた表記がその正常な動作にとっての致命傷になることもあります。
それでプログラミング言語は難しいと言っても、これは人間にとっての「便利さ」を追求してきて、その結果としてああいう形態になっているんだと思うんです。
だけど、それでも難しい。
そうだとすれば、こうした難解な性質はどこからどのように生じているのか? と考えることが私にはあります。
私の意見としては、これは「便利すぎる」ことから生じてきた難解さなのだろうと思うのです。
めちゃくちゃ簡単に言うと、便利さや高効率であることにも「レベル」があって、それが高レベルなものになると、かえって分かりづらくなるんだと思うんですね。
例えば、アインシュタインとかも故意に一般相対性理論を難解にしようとしたのではないと思うんです。そうでなく、彼なりにめちゃくちゃ「シンプルに」説明しようとした結果、物理学に疎い一般の多くの人たちにとっては難解になった……のかもしれません。
つまり、シンプルさが洗練されて、あまりにも簡潔になりすぎると「過ぎたるは猶及ばざるが如し」……ということでかえって難しくなってくるという現象ですね。
逆説的ですが、適度な範囲では「難しい」文章の方が、シンプルすぎる文章よりもよく伝わるものにはなりやすい場合も多くあるのかもしれません。
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