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「ぬる~い」に、飛びこむんだ。

 具体的に何が原因ということではないけれど、うまく気持ちが前に向かなかったり、今ひとつ仕事に身が入らなかったり、低空飛行なまま時間が過ぎてしまうことがたまーにある。
 そんなときはあれほど好きだったものがかがやきを失って見えるし、いつも楽しみにしているものにも手を出すことすら面倒だと思ってしまう。

 こんなときにうまく気持ちを切りかえられるすべをぼくは持っていないから、そんな気持ちと正面から向き合ってしまい、力ずくで気持ちを上へ上へと上げようとする。
 その結果はやっぱりお察しで、疲れてしまってなおのことネガなループにはまってしまうのです。

 我ながら単純で扱いやすい性格だと思ってはいるけれど。
 ときに訪れる、こんなこじらせモーメント。
 ああ、めんどくさい。

 どんなときも、自分を奮い立たせて目の前のことに挑むのが正しいと思ってた。
 からだが、こころが。
 どんなコンディションだろうとできなきゃ負け。
 言いわけもできない。
 プロセスなんか関係ない。
 そう。
 結果がすべて。
 オンもオフも、世の中とはそういうものだとだいたい考えていたけれど。

 最近すこしわかってきたことがある。
 こんなときは、無理に自分をしゃきっとさせなくてもいいのかもしれない、ということ。
 自分のこころを、そのときの温度にあったところにエスケープさせればいい。

 「あったか~い」は熱すぎるし、
 「つめた~い」は冷たすぎる。
 そんなときは、ちょうどいい「ぬる~い」に、飛びこむんだ。

 まいにち怒涛のように降ってくるあれこれに「やられるっ」と思った瞬間。
 まわりにたくさんの人がいても、こころ通わずふと孤独を感じて寂しくなる瞬間。
 そんなときすこしの間だけこころがエスケープできる「ぬる〜い」場所。

 もちろん社会的責任は果たさなきゃいけないし、エスケープすることがクセになってもいけない。
 でも、「ちょっと失礼します!」と自分のこころがすこしでも楽になる場所に一瞬駆け込むことは、頑張って頑張ってオーバーヒートしてしまうより全然いい。
 しんどい人は、一日5回まで!とか。まだまだいけるよ!という人は、週に3回まで!とか。
 自分に合ったルールをかるーく設けて、からだだけじゃなく、こころもしっかり守ってあげよう。

 自分だけの「ぬる~い」場所。
 みなさん、持ってますか??

 <おわりに>
 もともとぼくはガチガチの体育会系の空気で育ってきたので、だいたいのことは「気合いと根性」で何とかなるものだと今でも思っているふしがあります。
 それで40年近く生きてきてこう思うに至ったのは、いつもピンと張っていると、やっぱりどこかでツケが回ってくるようなことを実感することが増えてきたからです。
 自分の40歳の節目を控え、来月には時代も変わる。
 そんなことをきっかけに、ちょっとこころがけや主義主張をあらためてみてもいいのかなと。
 精神論みたいなものを、否定する気はさらさらありません。
 「元気があれば何でもできる」はほんとうだと思います。
 だから、その元気をなくしてしまわないためにも、ときに「ぬる~い」を自分にゆるしてあげて。
 そんなこころがけ、意識してみたいと思っています。

 ちなみにぼくは猫舌でおなかが弱いので、ほんとうに「あったか~い」も「つめた~い」も苦手。
 コンビニで常温の飲みものが売られるようになりましたけど、あれほんとうに助かります。

 余談が長くなりましたが、本日もさいごまでお付き合いいただきありがとうございました。
 さいごに「みんなのフォトギャラリー」に投稿する写真をポストして、失礼します。
 「だいすーけ」で検索していただくとこれまでの写真もすべて出てきますので、記事のテーマに合いそうなものがあったら使ってやってください。

 似たようなのばかりだなぁ...。

 まだまだ朝晩さむいですね。
 体調に気をつけて、あたらしい時代を気持ちよく迎えましょう!

いただいたサポートは、ほかの方へのサポートやここで表現できることのためにつかわせていただきます。感謝と敬意の善き循環が、ぼくの目標です。