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MAGO✕4 毎日の弁当作り 週末の主夫料理 釣りと料理 陶芸

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誇り高い幹部自衛官のための羅針盤

まえがき  幹部自衛官として勤務する中、多くの先輩、同僚、後輩、そして地域の方々にいろいろと教えていただき、ああいう幹部になりたいと思いながら、感化を受けてきたことを多少なりとも役に立ててもらえればとの気持ちから、私が実践できてる出来てないに拘らず、後輩諸君に伝えておきたいものを精選してまとめてみました。  より誇り高い幹部を目指し、幹部候補生の育成、部隊精強化、自衛隊の発展、国家国民のために実行してもらえれば嬉しい限りです

    • ブラックホール東京

      福岡の塾で働いていた若い同僚が張り切って仕事しようとしていたが、「一年間やってみて、求められている難関〜超難関大学に入学させるための指導については諦めて、地元の大学への入学を目指すことに方向転換します」と 「『優秀なDNAを吸収し続ける東京ブラックホール化』がまた実証されているな〜」と感じました  戦後約80年間に、地方の優秀なDNAを持つ若者はどんどん東京の大学へ、そして東京で就職し、東京に住み、その子供たちもまた同様に  「東京の大学がどんどん首都圏ローカル大学化してきて

      • 『同志少女よ 敵を撃て』読み終わり

        『同志少女よ 敵を撃て』読み終わった  史実をもとにしながらのフィクションだけど  戦場の描写が凄くて、息をつかせてくれない  また、戦場での兵士の心理描写が生生しく、グイグイ迫ってくる  戦場の経験がない若い作者なのになぜここまで描けるのか  参考文献の量も凄いが、ドキュメンタリーや戦争映画などを観て文字に描き下ろしたのかもしれないと思われるくらい頭の中で映像化できる  物語後半で「敵を撃て」の「敵」が何を表しているのか  いろいろな人がいろいろなピンキリの評価をしています

        • 『超然たる人生』読み終わり

           『超然たる人生』は西尾幹二の『箴言集』ですが あとがきで担当編集者が「西尾幹二先生の評論は、時間による風化能力をはるかに超えている。時間が経過しても力を失わない力の宝庫である」と  出版されたのは2001年であるが、「中の評論は一部を除き、60年代の終わりから80年代の先生の著作物から言葉を選び出している」と言うが、これから更に20年経過した今日においても一つ一つの言葉が超然と輝きを放っていることに感動を覚えた  日本が政治も教育も企業もがんじがらめになり、①不毛な教育議

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          『ロスト・シンボル』読み終わりました

          「ダ・ビンチ・コード」でおなじみのロバート・ラングルトン教授の謎解きアドベンチャー・ミステリー 『ロスト・シンボル』 秘密結社フリーメイソンが隠し続けた「古の神秘」という人類最大の知恵とは、伝説のピラミッドの存在が鍵となり U-NEXTでドラマシリーズで配信開始だけど、U-NEXTは契約してないので観れません 一気に読み終わりましたが これまでに映画化されずに、今、U-NEXTでシリーズものとして配信されたのか謎が解けました ダン・ブラウンは宗教と科学をテーマとした作品が

          『ロスト・シンボル』読み終わりました

          『直線』読み終わりました

          ディック・フランシスの『直線』読み終わりました 事故死した兄の遺産を受け継ぐも命を狙われ悪辣な敵に挑む騎手デリック、兄への熱い惜別の思いを胸にしながら 代表作の一つかも 半端ない危機にズタズタにされながら、決してくじけることのない闘志 けっこう胸を熱くして読みました

          『直線』読み終わりました

          『歌の旅人 上』読み終わりました

           歌の旅人(上) 五木寛之のNHKラジオ深夜便のトークエッセイをまとめたもので 旅した各県と歌をを紹介している  上巻は24県 一番最初は京都 私にとっても最初の勤務地であり新婚生活を過ごした思い出多いところ  鴨川とその周りの祇園、先斗町、木屋町は家内と良く散策したり夕食したりしましたが、鴨川をどりを観て芸舞妓さんが客席に投げ込んた手ぬぐい(ぽんたさんのサイン)をキャッチしたことも  その後転勤をして行った岩手、静岡、広島、兵庫  記憶の薄い約40年前からつい先月までの思い

          『歌の旅人 上』読み終わりました

          ラジオと本

           昼休みは高橋源一郎の飛ぶ教室(1月21日)の聴き逃し配信  ゲストは文芸評論家の斎藤美奈子さん  秘密の本棚で紹介した本は二人の対談をまとめた『この30年の小説、ぜんぶ』(河出新書) 紹介の段階から参加して長いトークに  読むのは孤独な作業だけど、一つの本について語り合うのは新たな発見もあり評価も異なり楽しいと  「読んだ本の良さがわからない」ことについての読書からの質問については「絶望する、なんて私は頭が悪いんだと。本は未来を先取りしたりなどしているので、その時わからな

          ラジオと本

          福沢諭吉の事件簿 読み終わりました

           『福沢諭吉の事件簿』の作者鷲田小彌太は福沢諭吉を近代日本の哲学者三傑の一人とし、優れた起業家であり、諭吉の思想は義塾の設立と経営のなかで鍛えられ、作家・教育者・ジャーナリストというポピュラーな場で活躍、八転び七起きまずは転んで立ち上がる人生を事件簿1〜16まで綴っている。  最大の事件は、事件簿12 明治14年の政変  伊藤博文が国会開設の実権を握り、大隈重信は政権から追放され、大隈のブレーンであった義塾門下生も官界からパージされ、福沢諭吉も足元をすくわれ完膚なきまでにや

          福沢諭吉の事件簿 読み終わりました

          『肴』読み終わりました

          『日本の名随筆 (池波正太郎編)』には作家や著名人が昔をなつかしんだり、友人達との交流を通じて味わった酒の肴についてあれこれ書かれている 紹介されている多種多様な肴のうち 吉田健一 明石鯛の刺身など旨いものならなんでも      烏賊の黒作り 長崎の唐墨 下関の雲丹 吉川英治 河豚鍋 辻嘉一 鮎の塩焼き 舟盛り…… 北杜夫 キャビア 伊丹十三 鯉こく 小林勇 鷭の利休煮 松山善三 開高健 蟹 中山あい子 屋台のおでん その他、挙げればきりがないが、各地のうまい酒と肴の紹介があ

          『肴』読み終わりました

          古い随筆の楽しみ方

          図書館で借りる本の中に古い随筆を一冊は入れることにした  今回は『吉村昭』さんの随筆『私の流儀』 25年前に書かれているので、その頃のものの見方・考え方、世相がわかって今と比べてみたりしておもしろい  例えば 『私の流儀』の中の「鳥肌」というエッセイがあり 「本来は激しい恐怖を表現する『鳥肌が立つ』を芸能人が興奮したという意味でしばしば使っているが、そのうちにそれが日常語として使われるようになると、それこそ鳥肌が立つ思いだ」と書かれている。  北海道大学大学院文学研究科の『新

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          『場所』を読み終わりました

           瀬戸内寂聴さんが二十年前に執筆した『場所』読み終わりました  高橋源一郎さんはNHK「飛ぶ教室」の冒頭 『場所』を読んだあとの感想として 「僕にとってもう一度行きたい場所はどこだろう、楽しい場所・懐かしい場所はたくさんあるでしょう、大好きだった人と初めて会った場所、二度とできないような心揺るがす経験をした場所、けれども心の底からもう一度行きたいと思う場所はそのどれでもないような気がするのです」と  寂聴さんのような夫と娘を捨てて出奔し、情事の遍歴を積み重ね、転居を繰り返し

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          007読み終わりました

          イアン・フレミングのあとをついで アンソニー・ホロヴィッツの手により執筆された 『007 逆襲のトリガー』 読み終わりました これまで『007シリーズ』25作品全て映画館で観ましたが 2006年のカジノ・ロワイヤルから始まったダニエル・クレイグ演じた映画『007シリーズ』5作品は 別次元の新感覚のジェームズ・ボンドでとても魅力的でした 次はどのような形のボンドが登場するのか興味は尽きませんが この本の007は 青春時代に夢中になったジェームズ・ボンドそのものでした

          007読み終わりました

          『晋作 蒼き烈日』読み終わりました

          私の中のヒーローは『高杉晋作』 吉田松陰に学び、尊王攘夷運動から倒幕へと萩藩を導き27歳8ヶ月の生涯を駆け抜けた 『風雲児』という言葉が作ったピッタリ当てはまる 血気にはやり過激な行動に出て、絶体絶命の危機を何度も招きながら、仲間の犠牲や世子に助けられ 脱藩の罪による野山獄への投獄中に起きた禁門の変と馬関戦争(外国との戦争)敗戦による萩藩消滅・日本植民地化の危機に座敷牢から引っ張りだされて その役割を託され、敢然と立ち向かった『快男児』 功山寺で挙兵して藩の保守派を排斥

          『晋作 蒼き烈日』読み終わりました

          『日はまた昇る』読み終わりました

          今から思えば、私の青春時代は 学生運動の下火とともに反学生運動的な対決姿勢を強めようと思う『未来志向』の必要性がなくなり ポッカリ穴の空いた中に いわゆる『ノンポリ(nonpolitical)』『しらけ』が入り込み 「先のことなどあまり考えずに今やりたいことをやる」「趣味にあった暮らし方」を選ぶ割合の高くなった『現在志向』が 刹那主義をどんどん肯定していくという中で時間が過ぎていった気がする そういう意味で、『日はまた昇る』が復活ではなく変わらぬ生活に対するやるせなさを意味し

          『日はまた昇る』読み終わりました

          『日はまた昇る』読み終わり

          今から思えば、私の青春時代は 学生運動の下火とともに反学生運動的な対決姿勢を強めようと思う『未来志向』が必要なくなり ポッカリ穴の空いた中に いわゆる『ノンポリ(nonpolitical)』『しらけ』が入り込み 「先のことなどあまり考えずに今やりたいことをやる」「趣味にあった暮らし方」を選ぶ割合の高くなった『現在志向』が 刹那主義をどんどん肯定していくという中で時間が過ぎていった気がする そういう意味で、『日はまた昇る』が復活ではなく変わらぬ生活に対するやるせなさを意味してい

          『日はまた昇る』読み終わり