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【韓国1人旅】カード社会とアイスアメリカーノに感激編(1日目①)


ZIPAIRのセールに背中を押され、念願の海外旅行を決心

「どこでもいいから海外旅行に行きたい!!」

そう思い、手当たり次第に航空券とホテルを調べては、いつ出発するのが一番お得なのか考え、計算しているうちにめんどくさくなって止める、ということをこの2か月繰り返していた。

そんなある日、ボーっと眺めていたTwitter(いまだにXと呼べない)で、ZIPAIRのセール情報を見つけた。サイトを見るとセールの対象路線は8つ。海外旅行は1年ぶりでちょっと緊張感もあるので、安心して行ける場所がいいだろうと考え、日本語が通じそうな韓国・ソウルに狙いを定めた。韓国ドラマもKPOPも好きでいつか行きたいと思っていたのに、「いつでも行けるし」と思ってなんとなく候補に挙げていなかった。やっぱり選択肢が最初から絞られているのは決めやすくて良い。

そのままサイトで往路、復路、それぞれの価格表を見て最安に近い日程を探したのに、「今すぐにでも行きたい!」という気持ちが抑えきれず、わざわざ作った費用比較のエクセルを無視して3日後に出発する便を予約した。慎重派なのか向こう見ずなのか自分でもよく分からないが、このときの私のテンションが相当にぶち上がっていたことは間違いない。

ちなみになぜそんな急に海外旅行に行けるのかというと、今はワケあって休職中なので予定の融通がききまくりだから。日程の制約がないという自由度の高さも、予約に踏み切れない原因のひとつだった気がする。

休職して1か月くらいは遠出できなかったけれど、今ではずいぶん落ち着いて心身ともに健やか。こんな自由に海外に行けるチャンス、この先多くはないのかなあ。

何はともあれ、念願の海外旅行を決めることができた。3泊4日、韓国への1人旅。わくわく。

▼旅のテーマ

今回の旅のテーマは以下の4つ。
・(主にBTSの)聖地巡礼
・主要な観光スポットめぐり(宮殿、市場など)
・韓国っぽいカフェに行く
・「アイスアメリカーノ」を注文する

なぜアイスアメリカーノが旅の目的になるのか?ということについては後ほど。では、ここからは1日目の記録を✈

1日目:聖地巡礼&南大門市場

▼ランチ(豚肉炒め定食)@ソウル駅

13時半ごろにソウル駅に到着し、まずは腹ごしらえ。駅のなかにフードコートがあると聞いていたけど見つけられず、フラフラしていたらカウンターがある一人でも入りやすそうなお店が目に入ったので、吸い寄せられるように入店。

テーブル上のタッチパネルでセルフオーダーするスタイルで、メニューの左上にあった”Pork Stir Fry Set”(豚肉の炒め物定食?)を選択。この「左上の法則」はラーメン好きの友達に教えてもらったもので、その人いわく券売機の左上のメニューがお店のイチオシだからそれを選んでおけば間違いない、とのこと。それを聞いて以来、ラーメン屋以外でも迷ったら左上の商品を注文することにしている。

ちなみにここで驚いたのが、オーダー用のタッチパネルにカードの差込口がついていて、そのままクレカ決済ができること。このシステムめっちゃよくないですか?日本にもぜひ導入してほしい。

料理が出てくるのを待っている間、お店について調べると、なんとミシュランで星を獲得したことがあるお店の支店らしい。しかし名物なのはカルグクス。いや左上じゃなかったよね?と思ってタッチパネルを一番上にスクロールすると・・・

左上にカルグクスと餃子のセットがあるやないかい!!!

私が注文したときは上までスクロールしきれていなかったらしい。まあ、この日は3時間くらいしか寝られなくて割と意識朦朧としていたから仕方ない。そしてそんな名店だったのに店の名前を忘れるという大失態。調べたけど見つけられなかった……。

豚肉の炒め物定食。美味しかったけどボリュームがすごくてお腹はち切れそう

▼聖地1 タイムズスクエア

ホテルに荷物を置き、いざ聖地巡礼へ出発。
最初の目的地はソウル駅から20ほどのところにある巨大ショッピングモール「タイムズスクエア」。ここはBTSと同じレーベルに所属するTOMORROW X TOGETHERというグループのアルバムコンセプトトレーラーのロケ地。「アルバムなんちゃらって何やねん」って話だと思うんですけど、アルバムのコンセプトを表現した映像のことです。このトレーラーはCGを駆使した映像と迫力あるダンスシーンがカッコよくてすきなんですよねー。

映像で見ても広いことは分かってたけど、実際行ってみると百貨店と通路でつながってるタイプの構造でとにかく広い。脳内に焼き付けた映像を頼りに、「なんかこっち方面な気がする」という動物的カンにしたがって5分くらい歩き・・・

見つけた!!

比較写真ヘタクソか
比較写真ヘタクソか②

これこれコレですよ~~~!聖地巡礼って、わずかなヒントを頼りにお目当ての場所を探し当てるのが楽しいんだよねえ。なんか宝探しみたい。
早々に見つけられた自分の本能に感動しつつ、映像で見ていた場所が目の前に広がっていることにテンションぶち上り。
しかし疲労感がハンパない。ちょうど近くにカフェがあったので休憩がてらこの旅の目的のひとつ、「アイスアメリカーノを注文する」を遂行することに。

▼アメリカンとアメリカーノの違い

レジに向かいメニューも見ずに(見なさいよ)「アイスアメリカーノ・・・」と言うとスッとオーダーが通った。で、なぜアイスアメリカーノを頼みたかったかというと、韓国ドラマや推したちの会話でやたらと「アイスアメリカーノ」っていうフレーズが出てくるから。みんな言ってるから私も言ってみたかったっていう、アホの子みたいな理由です。だって日本では言う機会ないしね?

念願のアイスアメリカーノ

ちなみに韓国にはカフェ文化が強く根付いていて、1人当たりのスタバの店舗数は日本の2倍)。消費量は世界3位と書いてある記事も見かけました(正式なソースは見つけられず)。確かに私が街歩きをしていた体感としても「コンビニよりカフェ多いんじゃないの?」ってくらいカフェが多かった。

で、アイスアメリカーノに話を戻しますね。
無知な私は「アメリカンのことを韓国ではアメリカーノって言うんだな」と思ってたけど、調べてみたらアメリカンとアメリカーノは別物
アメリカンは日本独自の呼び名で、浅煎りの豆を使ったドリップ式コーヒーのこと、アメリカーノはエスプレッソをお湯で薄めたものだそうです。
知らんかった・・・!

ホテルのコーヒーマシン。アメリカーノ以外の選択肢はない。

韓国では「凍え死んでもアイスアメリカーノ」という言葉があるくらい(なんちゅう極端な表現w)、冬でもアイスアメリカーノを飲むらしい。実際この旅行中、肌寒いときでも氷の入ったカップを持ってる人をよく見かけました。寒くないのかな。

でも日本のカフェにアメリカーノってないよな。
あ、そういえばコンビニのアイスコーヒーって氷の入ったカップに熱いコーヒーを注ぐよね。ってことはあれってもしかしてアイスアメリカーノなの……???

と気になって調べたところ、コンビニによってマシンに違いがあり、セブンイレブンとファミリーマートはドリップ式(2018年以前はエスプレッソ式)、ローソンはエスプレッソ式なことを突き止めた。つまりローソンのアイスコーヒーはアイスアメリカーノだ!!

と、やたらアイスアメリカーノに執着した理由は「すごくおいしかったから」。私は割とコーヒー好きだけど、飲むとちょっと気持ち悪くなっちゃうときもあって。でもアメリカーノはクリアで飲みやすいからそういう心配なくゴクゴク飲めるし、味も別に「薄いコーヒー」って感じでもなく、ちゃんと美味しかった。

ホットアメリカーノも飲んだけど、日本で飲むブレンドやアメリカンより飲みやすくて私は好きだったな。そんなわけで帰国して2日目で早くもアメリカーノが恋しくなっています。今度ローソン行こ。

さて、だいぶ長くなってしまったので今回はここまで。
次回はBTSがアメリカの音楽番組に韓国から出演したときの聖地と、南大門市場に行きます。


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