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人の悩みは自分と相手を知ること/ISD個性心理学からみる「わたし」という個性

みなさん、こんにちは。今日は司法書士業とは関係のないお話をさせてください。皆さんは、苦手な人はいますか?いない人はいらっしゃらないと思います。

苦手な人との付き合い方

私が普段接する機会が多いお客様は、会社(登記関連)や個人(相続・遺言関連)と多いのですが、会社も個人も個人の集合体。会社は社長や従業員、個人も家族という組織の中に存在しています。人は社会の中で生きていますから、その中で「あの人はいやだ」とか「あの人とは馬が合わない」ということも生じるわけです。もちろん、嫌いだから苦手だから、といって全く関わらないのは社会の性質上難しいこともありますが、そんな相手がなぜそんな「自分にとって嫌な行動をする」のか知るだけで人間関係におけるストレスは軽減できるのです。

もちろん、それを実現するには自分の行動から変えていくことが肝要なのですが、問題は「自分を知らない」人が多いということです。自分が思っている自分と、他人から見られている自分は必ずしも一致しているわけではありません。

自分の普通はみんなの普通ではない

私は普段、特に組織の中の教育や言葉で気を付けるべきこととして「自分の普通を普通だと思わない」ことを挙げています。しかし、非常に難しいのはそもそも「自分の普通」はどこにあるのか、ということです。些細なこと、すべてのことをそう思うことも大切ですが、人の性格により多少なりとも傾向はあるでしょう。

つまり、"まず自分を知らないと他人(相手)に対して働きかけをすることは難しい"ということです。自分は温和な人物だと思っている人が、もしかしたら人から見たら全くそうでないかもしれません。自分の印象を人に聞いてみたとしても、正直に答えてくれるでしょうか。また、人は社会性のある生き物ですからすべての人に同じ態度というわけにはいきません。これは、店員に偉そうというそういった意味ではなく、相手の立場によってこちらも対応や言葉遣い、テンションを変えるのは円滑なコミュニケーションのために必須であるためです。ただ、面白いのは、人によってはその対応の違いに大きい・小さいが出てくるということです。

現在、私は自分を知ることの一手としてISD個性心理学を利用しています。

ISD個性心理学とは

ISD個性心理学(アイエスディーコセイシンリガク。以下「ISD」といいます)
一番分かりやすい言い方をすると「動物占い」です。動物占いは私が小学校の頃に爆発的に流行した記憶がありますので、私と同世代、特に30代~40代の方であればご自身の動物を言える方も多いと思います。ISDは簡単に言いますと、生年月日から見る性格診断です。しかし、人の性格は必ずしも生年月日が決まるものではないことは皆さんお分かりの通りです。人の性格の中には、環境や生活によって変わる要因と"生まれながらのもの"があります。ISDで分かるのは後者です。そして、これはあくまでの多くの実例から統計的に出している診断なので当たる当たらないではなく「○○の傾向が強い」というだけのものなのです。

正直、診断をしたからといって100%合致するという人はいないと思います。それでも、傾向としては大きいですし、自分や相手を知る大きな指標にはなります。少なくとも私に関しては、自分でも驚くほど合致しておりますので、私を知る方は驚くかもしれません。

自分のことも相手のことも知るのはとても難しいです。その中でISDにより相手を知ることは、相手を100%知ることはできなくてもひとつの重要な要素となりえるのです。あまり大きなものとはとらえず、相手を知るための一つの要素を思っていただくことが一番分かりやすいと思います。

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分類 ~3分類・12分類・60分類~

ISDはその分類を行う上で、3分類・12分類・60分類と細分化することができます。12分類がいわゆる「動物」の部分となりますので、今回は12分類までお話したいと思っています。

まず、3分類とは、人を3つのグループに分けるものです。これは、月(ムーン)・地球(アース)・太陽(サン)の3種類に分かれるのですが、12分類の動物はそれぞれいずれかに属しています。

私の12分類の動物は「黒ひょう」なのですが、黒ひょうは「月(ムーン)」の区分です。例えば、「猿」は「地球(アース)」、「チーター」は「太陽(サン)」と分かれています。この3分類だけでも、実は物事のそれぞれの対応は大きくことなっており、タイプが異なると「え!?そんな風に対応するの」とびっくりするようなことも出てきます。

黒ひょうの「月(ムーン)」に限って申し上げますと、

●情緒的

●人間関係を大切にする

●競争やケンカは嫌い

●話が長くてムダが多い

以上のような傾向があります。月(ムーン)に属する動物は「こじか」「黒ひょう」「たぬき」「ひつじ」です。皆さんは該当していますでしょうか。私はその中で「黒ひょう」ですので、黒ひょうがもつ傾向についてお話したいと思います。

「黒ひょう」がもつ傾向とは?

余談ですが、私は母も妹も「黒ひょう」です。あくまでもISDは生年月日で決まりますので、家族だからといって同一の動物であるとは限らないのですが我が家の場合、女性陣は黒ひょうばかりです。先ほど申し上げたように月(ムーン)の傾向として話が長くてムダが多いという点がありますのでの、女3人集まるとそれはそれは話が長いものです。この話の長さは相手によっては辟易するものとなりますので、相手と自分の個性を知ることがとても重要となるのです。

「黒ひょう」が持つといわれる傾向は下記のとおりです。

●正義感が強い

●人から気を使われると嬉しい

●ピンチの時にパニックになりやすい

●攻撃的(ただし競争はしたくない)

●プライドが高い

●情報に敏感でスマートにリーダーシップをとりたい

どうでしょうか。正義感と書いていますがこれは、あくまで「自分が持つ正義感」なので人によっては全く正義ではない価値観の場合があります。ただ、その考えに固執して、それと相反する人がいた場合攻撃的に動く傾向があります。「こうだ!」という気持ちが強すぎるのと、相手が反論しないと詰めてしまう傾向があります。お恥ずかしい話、まさに私なのです。ただ、議論がしたいとか競争したいではなく、自分の正義を実現させるために自分のプライドを傷つけられると途端に攻撃的になります。スマートにふるまいたい、でもそれを実現できない・邪魔されると途端にパニックになり攻撃になる。黒ひょうの中でもネガティブな特徴だと思います。

こういうと、非常に悪いように聞こえますが大事なのは「良い」「悪い」ではないのです。これはあくまで傾向なので、その傾向を知ることは今度人間関係を築いていく上での対策にもなるのです。自分の傾向を知ることは、自分を変えることの第一歩なのですから。

他にも黒ひょうは「情報に敏感」という点が最たる特徴でしょう。新時代を先どるリーダーが多いのがこのタイプです。競争が苦手なので、ある分野で自分が先行する。競争するのではなく、新しい形を作り上げて自分独自の流れを作り上げます。

どう接するのが正解かは人による異なるからこそ

今までの書き方だと、部下にこのタイプがいると面倒だと思いませんか?

特に黒ひょうとはタイプが異なる「地球(アース)」「太陽(サン)」タイプから見ると、とても扱いにくい部下や上司である可能性があります。それこそ、性格が合わないともいえるでしょう。しかし、それがある種統計的に判断できるのではあれば、声をかけるにも一つ工夫ができるのです。

もし、今の部下にこのタイプがいる場合気を付けるべき点は「上司だからといって上からものをいうような言い方はNGです」また「人前で叱るのもNGです」。決してそのことを忘れません。仕事をお願いする場合、この仕事が持つ意味を伝えましょう。なぜ、この仕事が必要なのか、ということを理解して進めていくことになります。

他人と関係せずに人は生きていくことはできません。相手を知りたいと思っても教えてもらえるものでもありません。ISDは相手を知る要素となることはもちろん、自分が気づいていない自分も知ることができるのです。接し方が分からない相手はもちろん、家族の中でも一度診断することで見えてくる関係性があるので非常に面白いです。

相手と円滑な関係を築きたくて精いっぱいの言葉をかけているのに相手に全く響かない。何度注意しても相手が変わらない。

もしかしたら、それは相手の傾向を知ることで声のかけ方も変わってくる可能性があります。もちろん、組織の中で基本的なコミュニケーションを実施することは大切なのですが、そのコミュニケーションの意味すら違う場合もあります。そういった日々、コミュニケーションの引っ掛かりを感じる方にはおすすめの手法となります。

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