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再手術と術後の旅行で思ったこと

まだ、前回の手術の記憶が新しいにも関わらず、

再び手術をすることになり、なんとかなんとか終えて生還しました🙌

今まで健康だけが取り柄だと思って生きてきたのですが、人生二度目の手術の機会がこんな短いスパンで訪れるとは思っていなかった‥!おそるべし厄年。

前回に比べれば、回復までの心身の負荷、事前準備、休養期間、周囲へ迷惑をかける度合い、費用などのお金の負担、、、etc、すべてにおいて、かなりコンパクトに済みました。しかし、やはり手術は手術であって、なかなかに体力と精神力を削られました。

特に、私の心が消費させられたのは、「この手術を終えたとて、身体は完治しないかもしれない」という恐怖で、もちろん手術というのは身体が良くなるために行うのですが、絶対が存在しない世界であるということを思い知るという経験になりました。

本当にね、自分の身体を信用できないというような自己不信感や、何かの天命に任せるしかないことへの無力感に襲われて、ちょっとナーバスな気持ちだった私。


今になって、徐々に身体が動くようになってくると、身の回りのことが見え、自分のことを俯瞰して見ることができるようになってきました。私は夫に当たり散らしてしまっていて、改めて自分の暴走っぷりを恥じて反省中です。

さて、そんななかではあるのですが、
療養期間を経て、今はのんびりの延長で過ごしています🌱

しばらくは様子見が続いていて、
「早く完治のお墨付きがもらいたい~!」なんて焦る気持ちもあるのですが、
「うん、きっと良くなってるよ!私元気になれたわ!しばらく手術とかしないで済むわよ~」とポジティブに考えることも、逆に「いやいや、ここで浮かれてはならない。また再検査とかなるかもしれないんだから、、、」なんてネガティブに考えることも、もう未来を描くことにひたすら疲れてしまって、今はただただ「無」で過ごそうとしています。

そんなわけで(?)、

ぼちぼち身体を動かして、今しかできないことをしたいという気持ちで、忙しいなかの合間を縫って、日本の国内旅行に行ってきました✈

帰国して早くも半年経つわけなのですが、
日本を飛び出ると、逆に日本のことがよく見えてくるというのは本当ですね。日本に住んでいても、各地へと旅行に出ても「日本」を感じる機会が増えました。

例えば、日本各地のあれこれを見ては、四季折々の景色が楽しめることにとても感激します。
自然豊かで時節を感じる花(金木犀の香りとか梅のつぼみに感激)や植物を見て楽しむことができます。寒いけど、コートやブーツといった冬の装いを楽しむこともできます。建造物にしても、書籍にしても、日本の歴史のある由緒正しいものを見て、その意味や意義を知り、奥深い文化に誇りを持ちたくなります。今まで当たり前すぎて見えていなかったことが、よくよくクリアに見えるような気持ちです。

そして、
旅行していて思うのは、
日本の国内旅行のなんと気楽なこと!笑

身の危険的なことを心配することもなく夜も道を歩くことできるし、街中で出会ったおいしそうなものを食べても食あたりに悩まされることもない。見知らぬ土地でトイレに困ることもないし、何か足りなければコンビニかどこかで買えばよい、という身軽な荷物で行くことができちゃう。素晴らしい!

また、仕事やら家事やらなにやらの隙間に出かけているので、決して時間的余裕があるわけではないのですが、旅行に行ってもすべてが時間通りに進むことにいちいち驚きます。飛行機も電車もバスも時間通りですし、予約も完璧。ホテルの予約などもリマインドもしっかり来ますし、こちらの不手際でなにか誤りがあっても、事前に気づき未然に防げます。非常に安心でスムーズで、さらに効率が良く、コスパもタイパも最強です。

最初は逆に戸惑ってしまうくらいでしたが、限られた時間での最高すぎる旅行です。海外生活ではうまくいかないこと、ぜんぜん効率が良くないことに目をつむり過ごしていたなぁなんてことを懐かしく思い出します。

旅行について書きましたが、日常生活もかなーりスムーズに暮らせています。ただ、逆にそれに適応するまでに少々時間がかかりました。

何事もすごく合理的になんでもできて、リーズナブルで、ストレスがないのは間違いないのですが、非効率の面白さや豊かさを味わった身からすると少し物足りないような気がするのと、いつもいつもせかせかあくせくしているような気分にもなります。

今はまだ非日常な日本の暮らし、ひとつづつ変化を敏感に感じながら過ごしたいです。


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