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オーダー作品*ハートのオートクチュール刺繍リングピロー


中学・高校からの親友にリングピローのオーダーを受け、フランスから学んできたばかりの技術を使って制作してみました。


学んできたばかりの技術というのは、リュネビル刺繍というもので、フランス刺繍やオートクチュール刺繍とも言います。

リュネビル刺繍について詳しくは、またの機会にお話ししようと思っています♪


今回のオーダーは、
「全体はオフホワイトで、ドレスの胸元がハートカットのデザインなのでハート型に、ゆくゆくはファーストピロー(赤ちゃんが初めて使う枕)に使えるように」
という友人からの希望と、Cartierの結婚指輪という情報から、可愛らしさも出しつつ、エレガントで繊細な雰囲気が出るようにデザインしました。


ポイントは立体的なお花ですが、オリジナルで図案をデザインしたので刺繍全体気に入っています♡
刺繍技術は習得したばかりなのでまだ少し荒削りなところがありますが…

裏面はシンプルにして、ファーストピローにできるようにしました。


制作過程としては、
まず小さなお花のパーツを刺繍します。

生地を額から外して切り抜き、端の始末をしてパーツに仕上げます。

リングピロー本体の生地にパターンをあてて糸印をつけ、裏面に図案を写します。
生地を刺繍枠に張り、ミシンをかける縫い目の部分を避けて全体に刺繍していきます。

立体のお花パーツは、潰れてしまうので一番最後に縫いつけるのですが、この時点で置いてみて、バランスチェックもします。

刺繍枠から外し、縫い代をつけて生地を裁断、裏生地とミシンで縫い合わせ、綿を詰めてリングピローの立体的な形にします。(ここから仕上げまで写真を撮っていないので文章だけで。わかりづらくてすみません)

私は縫い目が見えるのがあまり好きではないので、縫い目の上にブレードを縫いつけ、縫い目付近で刺繍していなかった部分に刺繍を足していきます。

立体のお花パーツをつけ、指輪を置くところにエクラ(ビジューパーツ)を、裏面にはパールをつけてクッションのように凹ませて、完成!


かわいいです。笑



初めて自分で図案をおこしてリュネビル刺繍をしてみましたが、やはり刺繍で一番難しいのは、どの素材をどう組み合わせて配置するかを考えながらデザインすることで、こんな小さな作品でも、実際に刺繍を始めるまでの準備段階に結構時間がかかりました。

と言っても、私は実践タイプなので、悩んでいるところは実際にやりながら考えたりもするんですけどね。


最初は、単純なデザインかな?とあまり自信はありませんでしたが、完成してみたら思っていたよりも可愛くできたのでよかったです。

依頼主の友人の好みにもドンピシャだったようなので♪



次回は、本命のドレスでリュネビルに挑戦してみたいと思います。


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