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ヴィラン・マジック・ポイズンアップル

この魔法は、困難の中にある状態でどうにか解決したいとは思うものの正攻法がうまくいかない場合の一手になるタイプです。

根本的に魔法とは「かける人のエネルギー」を使用するものですので、思いが足りない場合など効きにくくなることは言わずもがな。
それはそれとしても、此方に非が無いと言うのに面倒ごとを起こしてくれる人は古代の時代からいたのでは無いかと思うほどです。

ヴィランマジックに関してはオープンに。
そして、行い方は有料になっております。
ご了承くださいませ。

ヴィラン・・とは、「悪い奴」を意味しています。
昨今ではヴィランズ・・悪い奴らという存在が人気を博していますね。
彼らは本当に悪いだけなのでしょうか。

例えばシンデレラ・・・
彼女は実母が亡くなった後、後妻として入った義母と義姉妹ができます。
そしてイジメと考えられるような状態にあり、耐えて耐えてある日チャンスを得て王子のパーティーへゆきます。

このお話の原作は「灰かぶり姫」
起源と呼ばれる古い話はエジプトの女奴隷ロドピスがあります。
この時に使われた靴は・・薔薇の飾りのついたサンダルでした。
その内容は確かに女奴隷でしたから、当時としては当たり前に過酷なものもあったことでしょう。

しかし、ロドピスは導かれたようにサンダルの片方が王子を引き寄せるようなお話になっています。

先のシンデレラとしても、ガラスの靴を履こうとする儀姉妹の壮絶な行動が怖さをもたらします。
結果シンデレラに行き着いて、王子は花嫁にします。
それでも義母と義姉妹は結婚式にゆき、最後には彼女を助けた鳩たちに目玉をくり抜かれるという恐ろしい話になっています。

因果応報・・・人を呪わば穴二つ・・などなどを考えても「そこまで?」と思えるような内容です。

日本の童話も海外の童話もその中には「しつけ」のような意味もありはしますが、恐怖を持ってして「そうであってはいけない」なども盛り込んでいたのかもしれません。

こうした物語はある意味、付喪神です。
その話をたくさんの人々が読み「こうであろう」「そうであろう」と意識した地点で凝ることもあります。

さて、今回はポイズン・アップル。
タイトルだけでもうお分かりかと思います。

それを口にした主人公は喉につかえて倒れ眠りに至ります。
流石に命に関わるほど大きなものではありませんが「お黙り」は有効でしょう。
『言葉を眠らせ喉に詰まりをもたらす。』
ポイズン・アップルはそんな魔法です。

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988字

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