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子どもとのコミュニケーションは、ユーザ理解トレーニング ーハンバーガー・トマトジュースのケーススタディー

¡Hola! マイコです。

最近、おしゃべりが達者になってきた我が子(幼児)。
あれこれと口頭で要求を伝えるようになってきました。
その要求を聞くたびに
その人が欲しいと言っているものと、本当に欲しいものは全く異なる、
ということを実感させられます。

そう、子どものコミュニケーションは、超実践的ユーザインタビュー・トレーニング(難易度高めなことが多い)なのです。

そんなことを再認識した「ハンバーガーを要求されたが、トマトジュースが最適なソリューションだった日」のお話を紹介します。

それはそれはとても蒸し暑い日のこと。
旅先にて我が子は
「ハンバーガーが食べたい!!」
と大騒ぎし始めました。

仕方なくGoogle Mapを頼りにうろうろしてみますが、ハンバーガーを売っているお店はなかなか見つかりません。

スーパーマーケットを見つけたので
「お惣菜売り場に、ハンバーガー売ってるかもしれないよ」
と言って、食料品売り場に行ってみました。

すると、予想通り、ありました。
カツバーガーやコロッケバーガーなど、どれも美味しそうです。

しかし、我が子は一通り確認するなり
「違う!嫌だ!ハンバーガーが食べたい!!」
と主張します。

ええっ、これ違うの?!
と、心の中でズッコケつつ、
しかし、「違う」と言われた時こそ、具体を引き出すチャンスとばかりに深掘りをしてみました。

私:「このバーガーじゃダメなのね。どんなハンバーガーがいいの?」
子:「トマトが入ってるの」
私:「トマトが入っていればいいの?」
子:「そう」

ほう。
彼の要求の核が「トマトが入ったハンバーガー」なのか「トマト」なのかを見極めます。

私:「トマトだったらバーガーじゃなくてもいい?」

子:「うん」

と、ここで「トマト」がポイントであり「ハンバーガー」ではなかったことが判明します。
そこで新たに判明した「トマト」という要求を踏まえ現実的なソリューション提案をしてみます。

私:「(そういえば、さっききた道にコンビニあったな・・・)トマトジュースはどう?」

子:「いいね!」

・・・ということで、コンビニでトマトジュースを購入。大満足な我が子。

宿泊先で待機していて経緯を知らない夫は、トマトジュースにはしゃぐ我が子を見て、不思議そうな顔をしていました。

おわり。

What people say, what people do, and what they say they do are entirely different things.
「人が言っていること、人がやっていること、人がやっていると言っていることは全く異なることである」

by Margaret Mead

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