ささやかな風、やさしさが漂う古民家、小鳥のさえずり、ついでに私。冷たい空気を鼻で味わいながら、こう思った。「なぜ私はここにいるのだろう。」一人だけの道路を歩き…
名月芋
2023年11月14日 23:06
ささやかな風、やさしさが漂う古民家、小鳥のさえずり、ついでに私。冷たい空気を鼻で味わいながら、こう思った。「なぜ私はここにいるのだろう。」一人だけの道路を歩きながら、答えを探してみる。ふと、視線を上に向ける。そうすると、そこにあった山と目が合った。それは、雪のないスキー場のようなもので、斜面と見間違えるくらい急な坂も備わっていた。そして、私の探す答えはその坂の先にあった。豆腐みたいな白さの壁で、