全人類が怪人に困っていた。
　怪人は世界各地至る所で出没し、建物を破壊したりして、人々を困らせていた。
　どうすれば怪人達を食い止める事ができるのかを考えた結果、料理はどうだろうという案が出た。
　食べ物の中に痺れ薬を入れさせて動けなくした後、一斉に攻撃を仕掛けるのだ。
　この案に一同は賛成し、痺れさせる食べ物を話し合った結果、冷や麦になった。
　なぜ肉でも魚でもなく冷や麦なのか。
　それはある大統領が冷や麦好きで、「それ以外は認めない！」と駄々をこねたのである。
　仕方なく痺れ冷や麦を作り、世界各地に置いた。
　すると、怪人達は物珍しさに食べたのである。
　動けなくなった怪人達を軍隊に倒してもらい、世界は平和になった。
　だが、この情報が闇組織に盗まれ、紛争地で配給として痺れ冷や麦を出して、動けなくなった軍隊が虐殺される事件が多発してしまった。
　これを危惧した国連は『冷や麦製造禁止条約』をつくった。

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