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アメリカで味噌作り2022

今年も味噌仕込みの季節がやってきた。

去年は次男出産後で仕込むエネルギーがなく1年空いてしまったけど、今年こそはと材料を準備。今回はこだわりの材料で仕込んでみることにした。

大豆はAmazonで注文したオーガニック大豆。麹はJyorinji Misoの生麹。塩はThe Rice Factory NYから取り寄せた海の精。

乾燥麹は近所の日系スーパーでも手に入るが、前々からポートランドにあるJyorinji Misoの生麹に興味があり、思い切って取り寄せることに。Jyorinji Miso(https://www.jorinjimiso.com)は日系人と日本人のご夫婦が経営しているお店で手作りの塩麹や甘酒、味噌を販売している。最近冬場のみ配送も始めたと知り、味噌仕込みに合わせて注文してみた。

せっかくなら塩も良いものを使いたいと思い、ニューヨークにあるこだわりのお米や調味料が豊富な、The Rice Factory NY (https://trf-ny.com) から注文。こちらもよく利用しているお気に入りのお店。とにかく商品のセンスが良い。初めてオンラインストアを見た時はアメリカでこのレベルの物が手に入るなんて!と大興奮した。

材料が揃ったところで友人と2人で手前味噌仕込みを決行することに。

友人は初めての味噌作りということで、分量は私が昔最初の手前味噌クラスで習った塩分10%の基本分量で作ることにした。

<味噌約4kg分>
大豆 1kg
麹  1kg
塩  400g

前日夕方から大豆2kgを浸水。朝起きてすぐに鍋3つで茹で始める。灰汁取りが終わったらブームに遅れて最近我が家にやってきたインスタントポットに移して更に煮る。大豆は泡が出るのでインスタントポットの1/2ラインまでしか入れられない。6Qのインスタントポットでは全体量の4分の1ほどしか入らないので残りの大豆はそのまま鍋で煮続けた。インスタントポットHigh Pressureで30分。手動で圧を抜こうとしたらプシューっと煮汁が噴水のように飛び散った。ひゃー。慌ててタブを閉じて自然に圧が抜けるのを待つことに。結局1時間ちょいかかった。柔らかく煮えた豆は鍋に移して次の4分の1をインスタントポットへ。ある程度煮えているので20分設定にしてみた。前後の待ち時間も入れて1時間弱で完成。また鍋に移す。

インスタントポット3ラウンド目を煮ている間に友人到着。お互い1歳児連れのため、子供の相手をしながら隙を見て麹と塩を混ぜ混ぜ。子供たちの機嫌に合わせて抱っこしたり、おやつあげたりしながらの作業。こりゃ大豆潰す作業は時間かかりそう…と思っていたところに友人が持ってきてくれたVitamixのミキサー兼フープロ登場。これ、前から欲しかったやつだあー!大きくて場所取るから買うの迷ってたのよ。どれどれお手並拝見。早速煮えた大豆を入れてスイッチオン。期待を裏切らず、超スピードで大豆をペースト状にしてくれる。救世主!潰してる間に最後の豆も煮え上がった。数回にわけて潰して、荒熱取れたところで麹&塩と混ぜる。これは手作業だから力仕事。大豆2キロ分って結構な量。気づけばもうランチタイム。子供たちはお腹空いてぐずり出す。ちびっこたちにランチ用意して交代で食べさせながら混ぜ混ぜ。とりあえず混ぜ終わったのでキリの良いところで大人も食べることに。

食べながらついつい話が盛り上がる。ランチを食べ終わった夫が仕事の休憩がてらちびっこの遊び相手をしてくれてる。ありがたい。子供そっちのけでおしゃべりする母たち。話は尽きない。あれ、なんか忘れてるよね。そう味噌味噌。まだ容器に入れてない。慌てて味噌詰め作業に戻る。夫が仕事に戻ると途端にぐずり始める子供たち。あーそろそろ眠いよね…急いで味噌を詰めて振り塩してカバー。友人はまだ作業中だが、とりあえずグズグズの息子を寝かしにいく。ちょっと時間かかったけどなんとか寝てくれた。ふぅ。

ちょうど友人も味噌詰めが終わって息子くんを抱っこで揺らして寝かせ、ブランケットの上へ。寝かしつけ成功!はぁ。味噌仕込みも無事に終わり、子供たちも昼寝してくれて静かな大人時間。とおしゃべりを楽しんだのも束の間、長男が学校から帰宅。もう3時過ぎ。

間もなくちびっ子たちも起きて、みんなで外で遊んで暗くなる前にお別れ。

子連れバタバタだったけど、わいわい楽しくできた2022年の手前味噌仕込み。出来上がりが楽しみだ。

容器はお気に入りの野田琺瑯ラウンドストッカー

(本当はね、電気の力を借りず、鍋でコトコト豆を煮て、すり鉢とか手を使って潰して…って仕込む過程も時間をかけてじっくりできるのが理想だけど。1歳児の相手しながらじゃ機械に頼るしかない時もあるよね。子供たちがもう少し大きくなったらイベントとしてみんなで一緒に手作業でできたらいいなぁ。)


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