ニュージーランドの高校

こんにちは。
今日はニュージーランドの高校についてお話したいと思います。

 まず初めに、ニュージーランドの 高校は5年間 です。
最初の2年間はジュニア、 Year9 と Year10 と呼ばれます。(日本の学年で言うと中学校2年生と3年生です。)
ラスト3年は日本の高校生と同じ年齢になります。
義務教育は15歳までなので、最初2年間までとなります。なので同じ学校で進級していく中で高校生の年齢にになると学校を辞めて行く生徒もいます。

 高校生活で日本と大きく違うのは日本の大学生の様に教科ごとに違う教室に子供達が荷物を持ちながら移動する事です。そして授業によっては1教科で受け持ちの先生がメインの先生とサブの先生2人で受け持つこともあります。クラス担任の先生には毎日会い、朝のホームルームはあるものの連絡事項を聞いた後は子供達はばらばらとそれぞれのクラスに移動します。なのでクラスの中で仲良しの友達がいてもモーニングティ(10時から11時くらいの間に15分間あるおやつ休憩)とランチタイムしか会えないということも良くあります。偶然同じ授業を受けている子達もクラスの中にはいますが、あっても1日に1~2教科位かなと思います。学校の規模にもよるかとは思いますが、娘の学校は学年で550人から600人生徒がいるのであまり同じクラスが重なる子はいないのだと思います。ただ、娘の学校は保健体育はクラスで受けるので保健体育の授業はクラスメートと一緒です。基本は子供達はランチを共に食べる友達とは別に教科ごとに一緒に授業を受ける友達もいるという感じで多くの友達が出来ると思います。

  また主要教科以外の授業は本人の選択が可能です。なので全員が音楽や美術のを受けている訳ではありません。それからファイナンスというお金について学ぶ授業も選択科目にあります、娘は今年は音楽の授業をとっていますが、来年は音楽の授業の代わりにファイナンスを選択すると言っています。1年の間で基本は変更できませんが、翌年は違う科目を取ることも可能です。また技術家庭科に当たる授業の中にはデジタルテクという授業もあります。

 個人面談では親も各授業ごとの先生との面談時間をネットで予約し、面談の時間割を親が決め、全員の先生と会う必要もないですし、全く面談を持たなくてもそれも親次第なので、担任の先生との距離は以前に比べると一気に開いたなと感じています。日本の小学校や中学校の様に基本は担任の先生と連絡をとる感じではないことが分かりました。ただ勿論それぞれの先生達のe-mailアドレスも分かるので個別に質問することはいつでも可能です。ちなみに成績のレポートや出席状況、連絡事項等は学校のアプリで親も子供も常時確認が出来ます。

 親と先生との距離は遠くなるものの子供の自主性を促し、子供が先生や他の子供達とgoogleクラスルームや直接コミュニケーションをとりながら自身の学習問題を解決して行くので、親は見守る姿勢が必要だと思います。見守るとは簡単に言っても口を出したくなったりすることも時々あるので親としては見守る訓練をしている様です。
高校生になり一気に自立に向かっているのを感じる日々です。

 



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