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転職は日本経済を救う11 2006年転職決意 過去の事実は変えられないが、過去の意味は変えられる

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手違いで一つアップし損ねていました。
転職など考えたことのなかった私が、誘いがきたとはいえ、45歳で、23年勤めた会社を離れ、新しい環境に身を置く決意をしたか、
ある意味このコラムの一番大事なところでした。
再度アップします。
失礼いたしました。

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前回、父の相続の失敗で税理士を目指したものの科目合格までで挫折、会社でも行き詰る中、監査法人からJ-SOXアドバイザリーへの転職の誘いが来たことまでお伝えした。
会社員生活には不満を持っているものの、結局このままこの会社で定年まで過ごすのかと思っていた中で、突然降ってわいた話だった。
監査法人は会計士ばかりいるというイメージの全く知らない世界。行き詰っているもののまだ今の会社のほうがまし、、、そう思っていた。

が、このとき、様々な出来事が私の背中を押した。

パワハラに遭った。
自ら手を挙げてシステム部門から研修部門に異動したのだが、そこの上長のパワハラに遭った。
夜中まで携帯メールで追いかけられたり、、、あまり思い出したくない。
しかしこれが背中を押したのは間違いない。パワハラ上長にはむしろ感謝しなくては、だ。

中学の同級生が独立した。
もともと家業を継いでいた同級生が、自分の夢であった居酒屋の経営を始めた。
その居酒屋は我々同級生仲間のたまり場になったが、独立する勇気に尊敬した。

同業他社の友人に勧められた。
今の仕事への悩みを語っているときに、彼のアドバイスの中に「J-SOXが向いているのでは?」と言われた。
監査法人からの誘いの話をする前で、驚いた。

同じ時期にこれらの出来事がある中、自分を見直してみた。

コンサルタントになれる。
大前研一氏を敬愛し、ほとどすべての著書を読破していた。コンサルになりたいと思った。
J-SOXアドバイサリーではあるが、要はコンサルタントだ。
夢が実現する。

税理士受験勉強が無駄でなくなる。
家族を犠牲にして何年もかけて試験に挑んだが、5科目合格が必要なところ、2科目で挫折した。
このままいけば、この勉強は無駄で終わるところだった。
しかし、監査法人はその科目合格を買ってくれるという。
過去の意味が変えられるのだ。

同僚の誘いを受けることにし、面接を受けた。
2007年2月からの転職が決まった。

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