Vol.4 おネェという呪縛からの脱皮
はい!男子校出身のまゆかです。
前回はオカマバーでの経験・体験談を中心に書きましたが、今回はLGBTを中心に、「私自身の捉え方」を書きたいと思います。
オカマバーで働いたり、SNSで公表して生活をしていく中で、いわゆるセクシャルマイノリティと呼ばれる、今ではLGBTQと呼ばれるカテゴリーの友だちにも出会うことができた。
一時期には毎週末、私の家で宅飲み会を開催するくらいになっていた。
その参加者の分類も様々で、MtF、FtM、レズビアン、バイセクシャル、アセクシャルと多様だった。
こうした経験の積み重ねが、セクシャルマイノリティと言われる生き方をしていることに対しての自信にもなったんだと思います。
さて、話は戻って、性転換手術についてのお話ですが、全く無知の状態から、オカマバーに入店し、色々な知識や経験と月日を重ね、35歳も過ぎてくると、
この歳になっても「大金をかけて性転換手術をする必要があるのか?」
と考えるようになってきた。
同じ大金をかけるなら、アンチエイジングなどの年齢に逆らうことに使った方が、自分の個性を維持できるのではないか?と。
もちろん、性転換手術をしたら温泉に気楽に行ける。とか、メリットもあると思いますが、この歳で性転換手術をして、男性と恋愛してセックスをする。ということに、私の目は向かなかったため、大きなメリット、満足、満たされるものを感じられなかったのです。
では、私はどこに向かうのか。
性転換手術をしないでどこに向かうのか。
ということを考えた時に、男でもなく、女でもなく、「まゆか」というアイデンティティで生きる。という考えにたどり着いたのは40歳手前の頃だったと思います。
だから、今は性転換手術をしたいとは思っていない。今の「まゆか」というアイデンティティに自信を持っています。
そして何より精神的に楽になれたのは、男性・女性・LGBTQという枠からも外れる事ができたこと。
厳密に言うと枠から外れきれた訳ではないのですが、性別の枠という呪縛から解き放たれ、自分らしく生きれるようになったこと。
これがの男子校出身の繭果です。
次回は、「男子校出身の繭果」という名前の由来についてを書きたいと思います。
それではまた。
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