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対人支援で夢を叶える 《中井茉由子× 渡部浩平 対談》

「枠にとらわれず、自分の道を切り拓きたい」

そう思いながらも、まわりに相談する人がいなかったり、相談しても無理だと否定されてしまったり・・・。
満足いく選択をしたいと思いながらも心細さを感じている方も多いのではないでしょうか。

そんな方達のために、コーチやメンターという対人支援者がいます!

今回は、私のクライアントでもあり、グローバルメンターとして活動する渡部浩平さんをゲストにお招きし、対人支援者としての想いや、その活用法についてお話しました。

Co-Global株式会社 代表取締役 グローバルメンター 渡部浩平
40歳にして大手企業から転職。現在は日本にいながらリモートで小型衛星の開発を手がけるフィンランドの宇宙ベンチャー企業に勤務。グローバルな活躍をする一方、海外経験や転職での葛藤など、自身の経験を活かし「頑張る人の支援をしたい」という思いでオンラインコミュニティーを創設。多くの出会いを通して「メンター」として本格的なキャリア支援を決意し、グローバルに活躍したい人を支援する「グローバルメンタープログラム」をスタート。

実は独立志向なんてなかった!

渡部  茉由子さんは、実は独立したかったわけじゃないんですね。

中井  そうなんですよ。2018年にプライベートの事情で会社を辞めて業務委託になったんですが、戻るつもりでいたから波風を立てないよう細々とやってました。最終的には「会社に戻らない」っていう選択をしたんですが。

渡部 そうだったんですね。

中井  今の私しか知らない人は「最初から自分をどんどん出して売っていった」と思う人もいるかもしれないですけど、そうじゃないんです。業務委託で「目の前のお客さまに対してどう価値貢献できるのかを考えて、そこからリピートしていただく」っていうのをとにかく一生懸命やりました。その結果、会社の枠組みに戻っちゃうと本当の意味でお客さまの力にはなれない、自分の提供したいサービスはできないって感じたんです。

渡部 僕が出会ったころはすでに今の茉由子さんだったし、もともと独立志向が強くて、なるべくしてなったのかと思ってました。 

「転職の失敗」から見つけたキャリア

渡部  そもそもなぜコーチをめざしたんですか?

中井  すごくシンプルに言うと、転職の失敗です。会社が悪いのではなくミスマッチですね。教育関係の仕事を5年ほどやって、ルーティンを繰り返すような働き方に閉塞感を感じていました。そこで転職をしてコンサルタントになったんですが、3ヶ月ほど経った時に日々データを眺め続けることに違和感を感じて、再度転職を考え始めました。もう転職の失敗は繰り返したくないと本当にしたいことを改めて深く考えた時に「頑張っている人の成長支援をしたい」という想いに気づきました。

渡部  それは僕とも似ていますね。数字やデータを扱う仕事をしながら人にも関わるようになって、それぞれの良さを知った中で血の通った人間と関わりたいというのがコアなところ。「頑張る人を応援したい」っていうのもまったく同感です。自分から変わりたいっていう人、頑張っている人を自分のサポートで飛躍させたいんですよね。ベースは頑張っている人が好き。

中井 この話をする渡部さんの話す熱量がぜんぜん違いますね!熱い!

渡部 ただ楽しいのとは違って、お金をいただいてそれに見合う価値を提供しようとするとそのベースがないとできない。それが対人支援者としてのあり方なのかなと。

中井 私の場合は、アカデミックな世界に面白さを感じなかったんですよね。頑張る人を支えたいのと同時に、とにかく実践で使えることに意味があると思っています。結局どんな仕事であれ「結果を出す」「メソッドにこだわらない」みたいな要素は変わらない。

渡部 僕がコーチングに興味を持ったきっかけは、新しく舵を切るときに一緒に伴走してくれる人がほしかったからなんです。それに加え、対人支援をするなら、自分がそれを体験している必要があるなと思いました。コーチングっていうのは基本的に枠があるものだと思うんですけど「コーチの枠に囚われない、クライアントのためになることは何でもします」っていう茉由子さんの発信が、お願いしようと思った決め手です。

やり方じゃなく「成果」

中井 コーチングにこだわる必要はないと思っていても、私みたいに直球で言えないっていう人も多いんですよね。その原因は、安くはないコーチングスクールの受講費用にもある。コーチングを否定することが、過去の自分の選択を否定することのように結びつけられてしまうんですよね。そこから外れてまで自分が信じて投資したものを裏切れない!そしてコーチ仲間からの批判も恐れていたりする。

渡部 コーチになるんだったらスクールで勉強して資格を取って、プロとしてスタートする。そこに安心感があって、そこから外れることには勇気がいるんでしょうね。

中井 私の場合は無自覚に外れてたみたいで。他のコーチの口コミは「安心して話せた」「傾聴してもらった」だったりするのに、私のは「中井さんに教えてもらったことがよかった」「言ってもらえてよかった」とか、明らかに違っていました。だから「私はコーチをしてないんじゃ・・・?」って罪悪感もあったんですけど、いっそそれでふっ切れましたね。自分が言ったこと、伝えたことでお客さんが喜んでくれるならそれを提供しないでどうする?それが中井茉由子の価値なんだって。

渡部 方向性が示されて悩みが解決できればメソッドはなんでもいいんですよね。確かにコーチングは素晴らしいけど、万能じゃない。茉由子さんのセッションは本当に自由で、それがすごくありがたい。自分もそういう枠組みにこだわらずにやりたいと思ってます。

中井 そういうクライアントの思いに応えるのがプロ!

渡部 今回グローバルメンタープログラムの0期を募集する際も、最初は普通に資料を作ってみなさんに説明しようと思ってました。段取りで頭がいっぱいの時に、茉由子さんの「すでに興味を持ってくれている人に個別に連絡すればいいじゃないですか!」のひとことでスイッチが入ったんです。それですぐ決まるかもしれないのに、何を色々考えてたんだ?って気づいて、言われたその日に即行動!それもコーチっていう枠組みの外での会話でしたよね。

「経営者は孤独」の意味

渡部 伴走者の存在とか決断の過程って周りからは見えないけど、欧米のエグゼクティブも結構コーチはつけてますよね。うちの会社もコーチングにかかる費用は一部サポートしてるんです。そこの力をすごく実感する。行動に出すまでの葛藤とか悩みを支えてくれる伴走者の存在は大きいんですよ。

中井 この言葉に対する私の解釈も少しずつ変わりつつあります。個人事業主から、法人にした時に仲間ができて孤独じゃないんだなって思ったんです。ただ、経営者になると感じる孤独の種類が違う。仲間とか支えてくれる人は周りにいても、最終決定をするのが経営者で、その責任を負う「決定の孤独感」なんだって。メンバーとうまくいっていなければなおさら。経営者としての側面と、経営者に寄り添う伴走者の立場を行き来してる気がしますね。

渡部 確かに1人でやってても、茉由子さんはチームを作るのが上手いってイベントを見るたびに思いますね。自分はそれを作っている途中なので。

中井 渡部さんには1000人以上の最強コミュニティーがあるじゃないですか!

渡部 コミュニティー仲間の存在はとても大きいですね。直接の顧客になる・ならないは関係なくて、不安を抱えながら新しい挑戦をするときに、共感してくれたり、応援してくれたり、本当に勇気をもらっています。

中井 だから自分が応援してもらえるありがたみ、温かさを知ったら、メンバーやクライアントの発信に対して本当の意味での「いいね」を押すようになりましたね。投稿の重みや労力がわかるから。先生が「見ました」っていうハンコを押してくれるのに近いかもしれないです。

対人支援というサービスに、対人支援者としての夢を重ねる私達の仕事観とは? 続編をお楽しみに!


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