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「メンタルリハーサル」していますか?

「話す」仕事を生業にしていると必ず聞かれるのが
「どうすれば緊張しないで話せますか?」
これが一番多いです。

あまりに聞かれるので、端的に「場数です」と答えます。
乱暴でごめんなさい。ですが真実です。
だって「話す」というステージに立たないで
どうやって緊張をとるのでしょう。
「話し方」を鍛えるのでしょう。

この「ステージ」というのも色々あります。
私はTV・ラジオ・イベントがステージでしたが、
みなさんも
ビジネスでは、プレゼンテーションやスピーチ。
プライベートでは、町内会・PTAの役員・サークルの会合
そして結婚式の挨拶。。など
人前で話す「ステージ」がありますよね。

一発本番。
最高のパフォーマンスを披露する
オリンピック選手や音楽家・舞台にたつあらゆる表現者。
笑いを届けるお笑い芸人の方も
一流が必ずやっていることが2つあります。
まず1つが「メンタルリハーサル」です。

イチロー選手がバットを高くあげ、袖をあげる時。
体操の内村航平選手が鉄棒に向かう瞬間。
M-1グランプリの決勝。
舞台袖で静かに目を閉じているお笑い芸人。
一流は「最高のパフォーマンスをしている場面」を
ありありと頭の中で描いています。

そしてもう1つは「練習」です。
4年に1度のオリンピック。練習なしで本番を迎える選手はいませんよね。
「メンタルリハーサル」を支えているのは紛れもなく、
日々の練習の積み重ね。
筋トレが瞬発力・持久力をあげてくれて身体が自由に動き
一発本番どんな場面でも対応できる力になります。

「話し方」も同じで何度も繰り返し練習して、
かまなくなったり、言葉がスムーズに出てきたり、
さらに用意していた「言葉」と違う
アドリブが突如、神のように出てきたりします。

「練習」って最強です。

「話し方」で言うとどんな雑念・雑音が入っても
話せる状態にすると本番に余裕がでてきます。
本番は練習している家ではなく
アウェイな初めての場所が多いですよね。
見知らぬ顔・場所でプレッシャーがかかり、急に緊張してきます。
家であんなにうまく話せていたのに。。
頭が真っ白になった。。
緊張して何を話したか覚えていない。
そんな経験はないでしょうか?


そこで役に立つ練習が「TV」です。
観るのではなく、TVをつけながら、
「話す」ことを練習してみてください。

TVの目と耳から雑音が入る中で、
プレゼン内容や結婚式の挨拶などが
自然に出てきたら、本番はもう大丈夫。
緊張しないです。

着物友禅職人だった父は人前で話すのが苦手で、緊張するタイプ。
しかし娘のこの特訓で息子の晴れの結婚式。
両家代表挨拶を紙を見ずに完璧にでき拍手が鳴り止みませんでした。

もちろん、椅子から立ちゆっくり歩いて会場扉口へ。
マイクを渡されたら参列者の顔をお一人お一人感謝の気持ちを込めて眺め
挨拶をし、最後の拍手をもらいながら深々とお礼をする。
「お父さん完璧!!」まで
「メンタルリハーサル」をしました。

一流は、練習に裏付けされた「メンタルトレーニング」もしています。
「話し方」はメンタルと深く関わっています。
練習したことがあなたのお守りとなって、
緊張をほぐし「最高のパフォーマンス」ができるでしょう。
「話し方」は場数です。
の裏側にある私の思いです。





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