またしても長距離移動タイム。一気に南下してボストンに近づきます。
そしてトラップ・ファミリー・ロッジを出てしばらくしたときに、私たちの目に飛び込んできたひとつの看板。

「Ben & Jerry’s Factory」

え、ベンジェリあんじゃん（どうやら本拠地がバーモント州らしい）。

「いまさ、ベンジェリのファクトリーあったね」
「あった。看板みた」
「寄ろう！」

ということで、Uターンして急遽ベン＆ジェリーズに立ち寄ることに。
こういうことができるのがドライブ旅のいいところ。

ベン＆ジェリーズは日本進出したけど撤退してしまって（しかも2回も）、今はどこで買えるんだろう。カルディとか海外スーパーなら買えるのかな。
ブルーの青空デザインで、大きな具がゴロゴロ入った、ザ・アメリカンなアイスクリームで個人的には大好きなのですが、こんなところに工場があったとは！

そしてなんとここでは工場見学もやっているらしい。
え、そんなの参加するしかないじゃん。
受付のお姉さんに工場見学に参加できるか聞いてみると「もう少しでツアーが始まるからちょっと待ってて」とのこと。
ベンジェリグッズであふれたショップを冷やかしたり、今までこんなフレーバーがありましたよコーナーでぶっ飛んだ味を探したり、もちろんアイスも買えるけど、とりあえずアイスは見学ツアーが終わってから。

「ツアー始まるわよ～」というお姉さんの呼び声で集まったのは、そらもういい大人ばっかり。私たちが一番若かったんじゃないか、というくらい大人しかいない。
やっぱりみんな、アイス好きなのね。

ツアーの最初はベンジェリの歴史を教えてくれるミニムービー。
どうやってブランドが立ち上がったのか、どんなこだわりがあるかをアニメーションで教えてくれる。一通りベンジェリについてお勉強したあとは、アイスができる工程を見に行くのですが、そこで私たちは見てしまったのです。

パイントアイス片手にアイス工場見学をしているお父さんを！！

いやいや、もう、どんだけアイス好きなのよ。
この状況でパイントアイス独り占めって！
でもなんか、私たちの想像通りのアメリカ人でいてくれてありがとう！
お父さんと同じツアーですごいうれしかったよ。私は。

ツアーの最後は１スクープ分のアイスを全員で食べながら、お姉さんへの質問タイム。
ぶっちゃけアイスを食べるのに夢中で（ファストフードのケチャップ入れるみたいなカップでくれたから、食べるのが大変だった）あんまり真剣に質問は聞いてなかったんだけど、耳に飛び込んできたのは、ガイドのお姉さんからの「みんなどこから来たの？」という質問。
これは答えるしかないでしょ。
だって絶対、私たちより遠いところから来た人いないもん！
大きなお父さん、お母さんたちでガイドさんの死角であろう後列のアジア人2人、ここぞとばかりにアピール。

「ジャパン！」
「ワーオ！ジャパン！」

なんて、アイスを食べながらお決まりのやり取りをしつつ、和やかに工場見学は終了。
でもなぜかこの時は工場は動いていなくて、ただ置かれている機械をガラス越しに見るだけでした。
夏休みだったのかな……？
まぁでもアイス美味しかったからいいや。

工場ツアーのあとにもアイスを食べようと思ってたんですが、ツアー中にもらったアイスで満足してしまった。

予定外の休憩を堪能して、この後は400Ｋｍ先のコンコードまで一気に移動！