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映画のはなし:おめでとう!『ゴジラ-1.0』 &プレゼンター最高すぎ!第96回アカデミー賞

日本人としては3.11は忘れてはならない1日ですが、今年は第96回アカデミー賞の授賞式でもありましたね。

日本からも『君たちはどう生きるか』(長編アニメーション映画賞)、『PERFECT DAYS』(国際長編映画賞)、『ゴジラ-1.0』(視覚効果賞)と3作品が最終候補作に残っていて、個人的にもどうなるか楽しみだった。

ま、終わってみたら、順当に『オッペンハイマー』1強(大好きなランティモス監督の『哀れなるものたち』も予想以上の結果でうれしい)で、大枠は無難に納まった印象。
『オッペンハイマー』の日本公開は今月末だから早く観たいな。バーヘンハイマー騒動だったり日本人にはなんとも言えないテーマだけど、とりあえず観てみないとなんとも言えないので、早く観たい。

日本作品については、『君たちはどう生きるか』は堅いだろうし、『PERFECT DAYS』はちょっとキビシイかもしれない、『ゴジラ-1.0』はぜひオスカー獲ってほしいけど、なんとも言えないよなぁ……(『哀れなるものたち』が視覚効果に入らなかったのもびっくりした)と思っていたら、受賞してくれましたね!
すごい!!ホントにすごいと思う!!

山崎監督たちが喜んでいるのを見て、去年のキー・ホイ・クァンを思い出した。
やっぱり、純粋に興奮して喜ぶ姿を見るのっていいですね。こっちもうれしくなる。

ハリウッドの大人数チームじゃなく、白組(山崎監督の所属してる映像制作会社)制作の作品で視覚効果賞獲るって、ホントに希望を与えてくれる。もちろん白組は歴史も実績もある会社だから(FFリバースめちゃくちゃやりたい)実力は当然なんだけど、やっぱりこういった世界的な場所で評価される影響って大きいと思う。

正直、ゴジラって私はそこまで思い入れのある作品じゃないんだけど、監督たちがステージに向かう間に伊福部先生のゴジラのテーマが流れて、感動しました。
あ、このシチュエーションでゴジラ聞けるんだ!って。

しかし去年は受賞作や受賞俳優にめっちゃ興奮したけど、今年はプレゼンターにテンションが上がる授賞式でした。いやホント、めっちゃテンション上がったわ!

とりあえず、シュワちゃんとダニー・デヴィートの瞬間にテンション爆上がりなわけですよ!『ツインズ』よ!!!!

しかもふたりで会場のマイケル・キートンに向かって「バットマンがいるぞ」とか言っちゃうんだもの!(シュワちゃんはMr.フリーズ役、ダニー・デヴィ―トはペンギン役でバットマンシリーズに出演してる)
そしてそれを無表情で受けとめるマイケル・キートン!

そしてその流れで『ゴジラ-1.0』が受賞とか!!!
なにこの流れ。マジで最高なんだけど。

ほかにも、衣装デザイン賞のジョン・シナによる「とにかく明るい安村」も面白かった!欲を言えば、ジョン・シナの「あいむうぇありんぐぱんつ」もぜひ聞きたかったけど。

そしてやっぱり、主演男優賞以降のプレゼンターも豪華でしたね。

主演男優賞と主演女優賞は歴代の受賞者5名が、監督賞はスピルバーグ御大が、作品賞はアル・パチーノ大先生と、錚々たる面々。

個人的に、主演男優賞のプレゼンターにニコラス・ケイジがいてくれたのがうれしかったです。いや、普通にスクリーンが上がって5人が登場したシーンはおぉぉ!って思いましたけどね!

我らがニコケイ、ゴーストライダーやちょっと引くほどのスーパーマンオタクやただの日本人好きじゃないんだぞ!
れっきとしたオスカー俳優なんだぞ!
クッションになるほど大人気俳優なんだぞ、と!
(このクッション、マジで誰かの誕生日にあげたい)

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ノーラン監督もオスカーを手にするのは遅いくらいだけど(ほんのちょっとだけ無冠のままでいてくれてもカッコいい気がするけど……)、おめでとう!

声が枯れてドレスのファスナーが壊れちゃったエマ・ストーンもかわいかったし、なんとなく気持ちのいい定番感を感じられるラストだったな、と思います。
まぁアル・パチーノの定番をぶっ飛ばした作品賞発表はちょっとびっくりしたけど。いや、私も絶対『オッペンハイマー』だと思ってたけどね!

とにもかくにも、アジア勢初の快挙、おめでとう!ゴジラ!!


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