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N.Y.:スペースシャトル「エンタープライズ」二度目のこんにちは

マンハッタンは大きな博物館や美術館が充実している街。
「MET」の愛称でお馴染み、古今東西、古代から現代までとにかく何でもあるメトロポリタン美術館、近代美術館と言いながらもピカソやゴッホ、モネも展示している(巨大なモネの「睡蓮」が素敵なんですよ!)、「MOMA」ことニューヨーク近代美術館。

ってゆーかMoMA、デル・トロ先生の『ピノッキオ』展示してんの!?
見たいんだけど!!!!超絶見たいんですけどー!!!

映画『メン・イン・ブラック』で特徴的なぐるぐる建物をウィル・スミスが全力疾走してたグッゲンハイム美術館。

そして私の大好きなアメリカ自然史博物館は、映画『ナイト・ミュージアム』の舞台ですね。

上野の国立科学博物館や東京国立博物館を凌ぐ巨大な美術館や博物館に圧倒されたし、「そりゃぁこんなに世界中の美術品を集められる国に勝とうなんてムリな話よね」と、実感しました。あと、宗教画の多さにも驚きました。これはお国柄だろうけど。

というわけで、いろいろな美術館や博物館に繰り出すのですが、独自だなぁ、と感じたのは、ハドソン川に浮かぶ「イントレピッド海上航空宇宙博物館」。

ここがジョギングコースとかすごいな!映画だな!

「引退した航空母艦、そのまま博物館にしちゃえばよくない?戦闘機もいっぱい積めるし!」
「ついでにスペースシャトル・エンタープライズも積んじゃえばいいじゃん!」
「せっかく川の上なんだからサブマリンもとなりで展示しちゃおう!」

ってことなんですかね?
とにもかくにもアメリカさんの航空母艦、想像以上に大きくて驚愕しました。エレベーターとか普通にいくつもあるんだもの。

THETAほしかった!360度撮影したかった!

イントレピッドの進水は第二次世界大戦の時らしいけど、こんな航空母艦を持つような国には勝てないよ。
調べてみたら、イントレピットは全長250メートル(戦艦大和は263メートルで大和のがちょっと大きいのね)、幅45メートル(大和は38.9メートルだから大和のほうがちょっとスリム)、搭載機は90~100機(大和は5機。その分大砲とかが充実してたのかな?)らしい。
そらこんだけ乗せられるなら、コンコルドだって、私と旅友ちゃんが「二度目のこんにちは」をしたスペースシャトル・エンタープライズだってちょちょいのちょいよ。

イントレピッドのエンタープライズさん。

ちなみに私たちがエンタープライズに最初に会ったのは、ワシントンD.C.にある、スミソニアン国立航空宇宙博物館。

こっちがスミソニアンにいたころのエンタープライズさん。

スミソニアンさんの詳細はこちらへどうぞ。

ちなみにいまスミソニアンにいるスペースシャトルはディスカバリー号。
なので、その玉突きでエンタープライズさんがニューヨークにお引越ししたという経緯。

いやぁ、でも人生で2回も同じスペースシャトルを見るとは思わなかったな。なんかもう、すごい親近感湧いてるもの!
死ぬまでにあと2回くらいご挨拶したいですよ!

ちなみにイントレピッドの艦内ももちろんいろいろと見学できる場所はあって、(たぶん)錨を引き上げる鎖が嘘みたいに巨大で、旅友ちゃんと「うっかり発泡スチロールとかなんじゃないの?」と持ち上げてみようとしてもびくともしなかったり(当たり前)。
普段は入れような場所ばかりで楽しい博物館でした。

高さだけで30センチくらいあった。すご!

そしてイントレピットのお隣には、ミサイル搭載の潜水艦「グローラー」がいます。
こちらはツアーガイドさんの案内で見学可能。かつてはトップシークレットだったであろう潜水艦見学ツアーも開催。私たちみたいなアジア人でも「せまっ!」って感じるんだから、本当に窮屈だったでしょうね。

前のお父さんも通るの大変。
素人には理解不能な計器だらけの場所。

そしてミサイル搭載潜水艦だったため、「乗組員はこのミサイルの横で寝たりもしてた」という説明を聞いて、なんて恐ろしい仕事なんだ!!と驚愕。
限られた空間とはいえ、もうちょっと他に用意してあげてよ!
怖くて熟睡できないよ!!!

爆弾との距離、人一人分!

「どのくらいせまかったか体験しよう!」コーナーも充実。旅友ちゃんとふたり、周囲のキッズに紛れながら写真撮りまくりでした。

私物はこれしか持ち込めないらしい。

他にも3Dシミュレーターゲームとか全部見きれないほどあったのですが、ご興味ある方は公式サイトでご確認ください。
展示してある航空機の説明とか、かなり詳しく載ってます。
そして、めちゃくちゃ楽しいです。


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