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【883/1096】楽に走る!

私は呼吸や身体のことを伝えているが、だからと言って「運動ができる」わけではない。
むしろ、運動音痴と言われ続けてきたし、自分でもその自覚がある。
とにかく、運動と名のつくものはことごとく苦手意識が強いのだが、中でも「走る」に関しては強烈に苦手。

私の呼吸のコーチに何年か前から「まゆみちゃんは運動したほうがいいよ」と言われて、万歩計つけて歩いたり(半年くらいで飽きた・・・)、たまに水泳したり(寒くなると行かない・・・)はしていたけれども、まあ続かない。
呼吸・整体で身体調整法は学んでいるが、調整法は運動ではない。そして、身体は動かすためのものなので、動かしたほうがいいのは知っている。

で、呼吸・整体を一緒に学ぶ堀内さんが「走る」を教えてくれるという機会を知ったが、それは日程が合わないし、どうしようかなーと思っていた。
が、コーチのまみちゃんに「受けたほうがいいよ」とまたもや勧めていただき、それじゃあ、、、と重い腰をあげ、個人レッスンをしていただいたのである。
走る、の個人レッスン・・・と、正直気が重く思っていたのは否めない。

レッスンの最初に堀内さんから、「走る」に抱いている感じを聞かれたのだが、「苦行」と言う言葉が出てきた。
走るのは苦しく、つらい。
それしか思い出がない。
まず、足が速く、走れた記憶がないので、いい思い出がない。運動会のリレーで抜かれないようにものすごい緊張して吐きそうだったし。走った後になんか笑われるみたいなこともあったしなーとか。とにかくまあいい思いではないので、それをやってみようと思うわけもないのであった。

「今日は全然苦しいことやつらいことはしないので安心してください」と言われ、そうかなー、大丈夫かなー、他の人はそうでも、私はダメかもなーなどと思い浮かぶが、堀内先生がにこりと優しいので「とりあえずやってみよう!」と思えたのがよかった。

そして、約90分のレッスン後、なんと!!!!
「走っても苦しくなかった!」
「なんか楽だった」
と自分の口から出た!!!!
これがいかにすごいことか、自分しかわかんないよなーと思うけど、ものすごいことである。天地がひっくり返ったくらいの感じ。
いやー、最後10分くらい、一人で走ったのだが、10分走っても全然苦しくなかったし、むしろちょっと楽だった。
楽だし、身体は調整されるし、すごくよかったのである。
楽に走れた!!!!

まったく頑張らずに、ただ身体がやってくれることにおまかせしつつ、息を守りながら走ると、走る瞑想みたいになって、すごく面白かった。
自分の身体の使い方で、支障がでるところは先生が「こういうふうにしてみてください」と教えてくれて、少し意識的に修正したが、それもなんというか、別にがんばらなくていいので楽だった。

足と手のケアを今、集中して取り組んでいるのであるが、走った後、手足がそのケアをした後と同じ状態になっていて驚愕。

この私が、レッスン後、「ちょっと走ってみようかな」という気になった。
子どもが今、学校で持久走をやっているので、帰ってきてさっそく教える。
学校だと、足が遅いと「手をいっぱい振って、足を大きく広げて」と手足をがんばるように教えられる。
私はこれをやっても足が速くなったためしがないのであるが、子どももそのようで、「走り終わった後、動けない」と言う。
しかし、自分のことを3周もぬかして行った同級生は、走り終わってもケロッとしていて、「もう一回走りたい」と言っていたそうで「体力ありすぎでしょ!」と子どもは言う。
でも、体力ではなくて、
「その速い子は、楽に走っているのだよ!!!!今日、先生に教えてもらったんだよ!!!!ママ、10分走っても苦しくなかったんだよ!!!!」
と言ったら、
「ええ?!ママが!!!!」
と子どもが驚いていた。笑
ママは走ると常にゼイゼイしているというのが子どもの印象だったらしい。

というわけで、明日から子どもと楽に走るのを、ちょっとやってみようということになった。
こういう練習をするのは中学の部活の基礎練で走って以来なのだが、ちょっと楽しみ。

走るときに、息をあげないというのがポイントである。
息を守ると身体は楽。

では、また。

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